根分岐部病変とは歯科疾患の一つであり、複根歯の分岐部に骨吸収を呈した歯周病の状態をあらわしています。治療法として、歯周病の状態を改善するため根を分割し二本に独立させ、クラウンにて連結固定します。修復後歯間部(元は根間部)は清掃可能になり、良好な予後を期 ...

 この症例は歯を歯周病から救うために、やむなく外科処置を行って通常の歯石除去では取り切れない、歯周ポケット約8mmの原因になっている炎症性物質(歯垢、歯石,細菌、不良肉芽など)を廓清したものです。(大)  ...

 歯科矯正の治療後、装置をはずすと多くの虫歯ができてしまっている臨床例が散見されます。 日本における現在の歯科治療の実態では、矯正治療前、中、後にわたって継続的に虫歯を防ぐための(実は歯周病を防ぐためでもある)プラーク コントロール(歯垢抑制)をする慣習が ...

 近年、セラミック修復においては、研究開発が急ピッチで進み、性状も格段と向上し、審美治療への貢献度は並々ならぬものがあると言えます。  私は、審美とはあくまでも自然で、お口の中に入れていてもそれとわからず、ご自分の歯のように見えるものこそ、そう言えるので ...

  3年前に総義歯を作成した患者さんが今日検診で来院されました。半年毎のチェックを続け今回5回目の検診でした。経過は良好です。 口腔内の炎症はありません。 開口しても義歯は落ちたり浮くことはなく、安定しています。(大) ...

 喰いしばりや歯軋りなどの強い咬合力が原因で、歯と歯茎の境目(歯頚部)に引っ張り応力が集中し楔状、陥凹状等さまざまな形に発生する欠損を意味しています。 過去において恐らく約25年程前迄は、歯磨きでブラシを横に強くかけることが原因と言われており、実際チェアー ...

 2022.05.17.に掲載した『474.定期健診で来院したある患者さんの一症例』の続報です。 今回の定期健診で患者さんが気にしている二つの点、即ち歯の部分的破折及び歯肉退縮はともにブラキシズム*が原因です。以下に参考となる論文の要約を載せますと、  過剰な咬合力によ ...

 1983年3月1日に開業してから、本日41年目に入りました。 いい歳をして!と思われましょうが、まだまだ歯科医療に関する興味は尽きることがなく、もっとこうすればどうなんだろうとか、改善、工夫の余地はないものかと、少しでも進歩したい、良いことは身につけたいと、24 ...

 これを巷ではインレー ブリッジ?と言うらしいですが・・・ そもそもこのような代物は大学でも学ばないし、健康保険でも治療法としてない筈です。 ところが患者さんのお口の中に何故かよく見掛ける訳です。 ある患者さんが最近、これが脱離して来院されました。 患者さ ...

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