8-2. 患者さんからよくある質問について

 今回もよくある質問についてお答えしていきたいと思います。
 
    Q.6 ブリッジや義歯との違いは?
    A.6 ブリッジや義歯は、ご自身の歯の助けを借りる為、歯への負担を余儀なくされます。しかしインプランは周囲のご自身の歯の助けを借りずに治療が可能です。結果的に残った歯を長持ちさせることができます。

    Q.7 手術に伴うリスクは?
    A.7 インプラント手術は外科処置を伴うので、ノーリスクという訳ではありません。麻酔時の偶発症(ショック等)外科処置時の偶発症(大量出血、神経麻痺等)があります。それらのリスクを回避する為には、術前のしっかりとした問診、診査、診断が必要です。その上で、慎重に手術を進めることで、リスクを最小限にすることができます。

    Q.8 メインテナンスは必要?
    A.8 インプラントを入れたところに、最終的な歯が入ればそれで終わりという訳ではありません。当然、その後のメインテナンスが必要不可欠となります。主に定期検診での、汚れ取りや咬み合わせ調整が必要です。

    Q.9 成功率はどのくらい?

    A.9 世界基準で統計をとってみると、上顎でおおよそ80%以上、下顎で90%以上となっています。(10年生存率で計算)もちろんメインテナンスや口腔内の状況により変化します。

    Q.10 MRIや頭部CTへの影響は?

    Q.10 チタンのインプラントを使用した場合、そのインプラントがMRIの画像診断に影響を及ぼすことはありません。但し、インプラント上部にマグネットが付いた上部構造を用いた場合は、MRIの画像が乱れることがあります。CTによる画像診断には影響が出ることがあります。

 以上2回にわたり、患者さんからよくある質問についての回答をさせて頂きました。もちろんこれで全てという訳ではなく、他にも聞きたい事、知りたい事がある場合は、担当医までご確認ください。(tutumisikam)