今回は、針無しの麻酔についてお話ししようと思います。

   針無しの麻酔とは、霧状の麻酔液を歯肉に噴霧して、表層から麻酔液を浸透させる物です。

   長所としては針が無いため、患者さんの恐怖心も少なく、最初のチクっとする感じもありません。麻酔の量も少なくてすみます。

   しかし、この麻酔だけでは十分な麻酔効果は得られず、深い虫歯の治療や抜歯などには対応出来ませんので、通常の麻酔をあとから追加する必要があります。

   3回にわたり麻酔のお話をさせていただきましたが、それぞれの長所と短所を理解して使い分ける必要があります。(tutumisikam)