生体モニタ

   先日、とある患者さんのインプラント手術中の、生体モニタリングをさせていただきました。生体モニタリングとは、手術中の血圧、心拍数、血中酸素飽和度、心電図を監視し、術者に報告します。

   術前には、患者さんの状態を術者と確認をして打ち合わせをします。今回は、患者さんの全身状態の確認、救急薬の確認、AEDの確認を前もってし、万が一に備えました。

   手術が始まる前に、患者さんの上腕部に血圧を計測するカフを取り付け、左手の人差し指に酸素飽和度と脈拍を計測する器具を着けさせてもらいました。患者さんが「血圧は、大丈夫だけど、脈拍が少し心配なんだ。」と言っていたので、特に脈拍に気をつけて監視しておこうと考えました。

   術中は、血圧、脈拍、酸素飽和度共に安定しており、変化が無いことを術者に逐一報告を続けました。手術も滞りなく終わり、患者さんに術中の状態を報告したところ、安心した様子で帰られました。

   全身状態が不安で、手術に踏み切れない患者さんでも、安心して手術を受けることが出来ると思いますのでご相談ください。(tutumisikam)