夜間のブラキシズム(歯ぎしり)に関しては、だいぶ理解が得られてきた感じがありますが、日中のブラキシズムは、あまり理解が得られていないのが現状です。

   本来上下の歯は、接触することなく2〜3ミリの隙間があることが普通です。これを安静空隙といいます。 上下の歯が接触する時間は3度の食事で、せいぜい10〜15分といわれています。日中のブラキシズムは、殆どの患者さんに自覚がなく、指摘をしてもなかなかご理解頂けないことがあります。

   しかし、歯にはその症状が出ているのです。主な症状としては、虫歯や歯周病が無いにも関わらず、痛みやしみ、歯の破折や詰め物・被せ物の脱離等があります。ブラキシズムが特に強い方はインプラントが折れてしまう場合もあります。

   日中のブラキシズムは、夜間ほど強くない為、非常に分かりにくいです。しかし、自覚を持って過ごしていると自覚される方もいるので、注意してみてください。日中使用できる薄目のマウスピースもあるのでご相談ください。(tutumisikam)