初めから、電話や窓口で診療という形をとらず、さまざまな質問をされる方がいらっしゃいます。

 気持では、いろいろ説明して差し上げたいのですが、お受けしないことにしています。

 所詮、説明が一般論になってしまいますし、患者さんの症状や治療の希望を聞いただけでは、正しい診断や的確な治療方針が定まらないからです。 

 受診していただければ、問診、視診、触診、X線診断等を通して、さまざまな情報を得ることができます。それが確実な診断と処置方針の決定を可能にし、患者さんはその説明を受けることができます。

 それを聞いたからと言って通院しなければならない訳ではなく、納得して任せられるならそうすれば良いし、納得できないのならセカンド オピニオンを求めれば良いのです。

 つまり、きちんと診査、診断、処置方針、治療計画の手順を踏み、検討したうえで、治療を受ける受けないは患者さん自身が決めるのです。

 以上のような考え方を【インフォームド コンセント*】と言い、現代の医療分野ではごく普通で当たり前のことになっています。 (大)

*インフォームド コンセント(informed consent):医学的処置や治療に先立って、それを承諾し選択するのに必要な情報を医師から受ける権利。医療における人権尊重上重要な概念として各国に普及。;《医》十分な説明に基づく同意。手術や実験的治療をうける場合、その詳細を知らされたうえで患者が与える同意。

PS: なお当歯科の治療については、全般にわたり、オフィス ブログ『堤歯科のスマイル良い歯』で詳説しています。