カテゴリ:歯周治療

   今回は、メインテナンスについてお話ししようと思います。   一通りの歯周治療が完了したならば、次はメインテナンスのスタートとなります。メインテナンスは、各患者さんごとに3ヶ月、4ヶ月、6ヶ月と設定し、予防治療を行います。   予防治療とは、ブラッシング指 ...

   今回は、歯周外科処置後の再評価についてお話ししようと思います。   歯周外科処置後、3ヶ月の治癒期間を経て再評価となります。再評価のポイントとして   ①歯周ポケットの改善はなされているか?   ②歯肉の形態改善、歯冠形態の改善、周囲組織の改善がなされて ...

   今回は、歯周外科についてお話ししようと思います。   一通りの初期治療がすんで、再評価後、歯周ポケットの改善が見られない場合、歯周外科処置が必要となります。歯周外科処置の目的は、器具の到達性を良くしポケット内の歯石除去、ブラッシングの妨げとなる歯周組 ...

   今回は、スケーリング・ルートプレーニング後の再評価についてお話ししようと思います。   一通りのスケーリング・ルートプレーニングが終わりったならば、再評価を行います。   1. ブラッシングは、改善されているか?   2. 歯石の取り残しはないか?   3. 歯 ...

   今回は、スケーリング・ルートプレーニングについてお話ししようと思います。   まずスケーリングとは、歯の表面に付いた歯石を除去する事です。簡単に言うと、眼に見えている汚れを手用のスケーラーや超音波の機械を使用して落としていきます。   次にルートプレー ...

   今回は前回の補足として、補助的な清掃道具の話をしようと思います。   通常の歯ブラシの他にデンタルフロスや歯間ブラシなどがあります。歯間ブラシは、ブラッシングがきちんと出来るまでに一時的に使用したり、歯と歯の間の大きな汚れを取ったりする程度で、使い過 ...

   前回に続き歯周治療についてお話ししようと思います。今回は、患者さんが自身で行うブラッシングについてです。   歯周治療を進めていく上で、患者さん自身でのブラッシングが非常に重要になってきます。いくらこちらで汚れを取っても、次回の来院時にまた汚れが付い ...

   今回は、歯周治療の初期治療についてお話ししようと思います。   初期治療とは、歯周治療の外科処置を行う前迄の治療を指します。そして初期治療には、患者さんの協力無くして成功は望めません。何故かと言うと、ご自身でのブラッシング、生活習慣、悪習癖等が大きく ...

  患者さんにブラッシング指導をしようとすると・・・   『歯ブラシは何がいいんですか?』   『練り歯磨きは何がいいんですか ?』   歯周病の成り立ちを説明すると・・・   『歯周病には何が効くんですか?』   『何かいい薬は?』等々   しかし残念ながら ...

 歯周治療に関して患者さんに理解を深めていただこうとすると、どうしても他の治療内容よりその説明頻度が高まり、しかも一回一回の説明に時間を要することになってしまいます。これは一体どうしてなのでしょうか?   それは歯周治療自体(原因の明確性、治療法、予防の ...

 一部の患者さんに、『こちらは、歯周治療に力を入れているみたいですね!』というようなことを言われることがあります。その場でそれに対し反論することはありませんが・・・ 私共は歯周治療(以前は歯周病をその病態から、”歯槽膿漏”とも言った。)において、何か特別 ...

   初診で来院された患者さんのなかで・・・歯周病ではないか思われる、ある患者さん・・・   主訴(患者さんの訴え。)は、『最近歯肉からの出血が気になる。』とか、『歯がしみる。』あるいは、『しっかり噛めない。』など、多岐にわたりますが・・・患者さんは薄々歯 ...

 今回は歯周病と全身疾患のその2です。 3.糖尿病 歯周病は、以前から糖尿病の合併症の1つと言われてきました。糖尿病の人はそうでない人と比べたときに、歯肉炎、歯周病にかかっている人が多いと言われています。さらに近年、歯周病 になると糖尿病の症状が悪化するとい ...

 今回は、歯周病と全身疾患について、お話ししようと思います。 皆さん歯周病と聞くと、歯の病気かな?歯ぐきの病気かな?くらいの認識はお持ちだと思いますが、実は全身疾患にも関係していると言われています。主な病気を挙げると、心臓疾患(狭心症、心筋梗塞等)、脳血 ...

 今回は、院内ピンナップボードに掲示してある、歯周病に関してのアンケート結果について、考察していきたいと思います。 Q.1 歯周病に関する知識がありますか? 全く知らない             23% メディアを通して多少は知っている  66% 歯科医院で説明 ...

 根管治療は歯の中の神経を取ったときや、神経が死んで根の先の周囲の骨がなくなり、膿がたまったときに行われる歯の中の基礎治療です。 また歯周治療は、歯を支える歯槽骨が無くなっていく病気である歯周病(歯槽膿漏)を治す、言わば歯の周りの基礎治療です。 どちらの ...

 歯周病が悪くなってしまうと歯の周囲からの歯石除去だけでは完治しないことがあります。以前に説明したように基本的には原因(プラーク、歯石、不正咬合)を除去することにより、ご自身の治癒能力で回復しますがそれだけでは不十分な場合に骨移植を行います。  骨移植 ...

 歯周病の直接的原因である汚れ(歯垢)が、新たに停滞しないようにしなければいけません。再発を防ぐためには、ブラッシング(歯磨き)によるプラーク コントロール(歯垢抑制)の継続は欠かせません。さらに6か月ごとの検診で、ブラッシングに遺漏がないかの確認とその修 ...

 外科手術後、投薬は1週間必要です。通常翌日に消毒、9~10日後に抜糸します。抜糸後、ブラッシングを開始、1か月ぐらいはやわらかい毛の歯ブラシで、歯肉を逆なでないように歯を磨いていただきます。 ブラッシング(歯磨き)の不十分さは、週1回来院していただき歯 ...

 今まさにいままで直視できなかった歯石が、歯根の表面にこびりついています。初期治療を担当してきた歯科衛生士は、これまでどうにかして歯石を除去しようと、取り組んできたわけですが、はじめて実際に歯石の付着状態を、直接眼で確認することができたのです。 歯石の付 ...

 まず患者さんに、体調に問題がないかを確認、今日の手術の意味を再度説明し、麻酔を効かせ痛みなく手術を受けられること、おおよそのタイム テーブル(時間と行程)をお知らせします。 術中、音が出たり響いたりする時には、あらかじめ可能なかぎり声掛けし、患者さんが不 ...

 ここでは当院で実際に行われている、外科手術の風景をご紹介しましょう。 歯周病を治すため、数か月の初期治療終了後、歯周ポケットの深い処に残っている歯石を取るために行う外科手術で、最も一般的な場合です。 手術を受ける方は、プラーク コントロール(歯磨き等によ ...

 歯周治療における初期治療の出来不出来は、歯周外科手術の色合いをかなり違ったものにします。 初期治療が功を奏さず炎症の抑制が不十分ですと、手術中、麻酔が効きにくいうえ出血も多く、そのなかで歯石を残さず廓清する(すっかり取りきる)には非常に困難を伴います。 ...

 治療前に4mm以上あった歯周ポケットの数値が、初期治療後の再評価で4mm未満になれば、外科手術は必要なく歯周病が治癒したと言えます。 しかし、再評価の数値が4mm以上の場合、外科手術が必要になります。 患者さんに、『手術が必要です!』……と申し上げると一様に ...

 精密検査の結果、問題点を列記し、分析、検討して治療計画を練ります。患者さんに説明し、同意を得、治療の依頼をされたら……ここで初めて歯周治療のスタートです。 初期治療とは、包括的な治療(お口の中にかかわる全ての事を一つに合せてひっくるめた治療)における歯 ...

 精密検査で集められた情報をもとにして、プロブレム リスト(問題点の一覧表)を作成します。そして問題点をひとつひとつ克服するため、綿密に分析、検討し、トリートメント プラン(治療計画)を練り上げます。 患者さんを直接拝見する診療以外の時間で、症例を検討する ...

 お口全体が歯周病になっている患者さんです。症状が出てきました。歯肉が腫れることや、歯がしみることがあり、噛みにくく、口臭もあるようです。体調によって症状の出る頻度が高まっています。 X線を撮ってみると、至るところに不均一な骨吸収の所見が見られます。今ま ...

 間接的原因のなかで、直接的原因である汚れを停滞させる因子の除去については、その1で解説しました。ここでは主に、歯への負担荷重から歯周病をより悪化させる要因の除去についての解説です。 その1においても取りあげましたが、歯が無くても困らないからと入れずに置い ...

 ブラッシング(歯磨き)は患者さんがおこなう直接的原因の除去であり、スケーリング(歯石除去)やルート プレーニング(根面滑沢化)は我われがおこなうそれでした。ここでは間接的原因の除去のうち、特に歯垢や歯石の蓄積につながる原因の除去について解説したいと思いま ...

 この根面滑沢化という概念も歯石除去の一環であり、眼で確認することが難しい歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)のなかの、歯根面に付着した歯石を取ることで得られる状態で、それを表現する言葉から命名された治療の一種です。 くどいようですが皆さんには、症状がないか ...

 眼ですぐ確認できるような歯石を除去する場合のお話です。眼に入るだけの量や色であり、存在の確認がしやすい場所にある歯石を相手にするという意味です。 色素沈着(茶渋、ヤニなど)がエナメル質(歯の頭部分を覆う硬い組織)に起きている場合は、エアー スケーラー(細 ...

 歯石を取るにあたって余りにも当然のことですが、生体への配慮を怠るわけにはいきません。 そこが医療たるゆえんだと思います。歯石を取ることばかりに気を取られてしまうと、無理をして、知覚過敏、歯肉の必要以上の退縮、歯石だけでなく歯を削ってしまうことさえありま ...

 皆さんは”歯石”というとどのように想像されますか?歯の表面にこびりついた黒っぽいゴツゴツした石のようなものでしょうか。でもたとえば温泉が湧き出る岩にこびりつく石灰質が、泉質によって様々であるように、人間の歯に付着する歯石もさまざまなのです。 色で言えば ...

 今までかなりの紙面をさいてブラッシングの解説をさせていただきました。それは主に歯周病を治し、健康な状態にみちびくことを念頭に置いたものでした。 しかしブラッシングには、健康状態維持や歯周病予防を念頭に置いた場合もあります。これに関しての解説はまた別の機 ...

 ブラッシングを効果あるものにする為には、”かける時間”は”圧のかけ方”とともに二つの大きな重要ポイントです。 食べ物によって、汚れが付着する量、質はさまざまです。たとえば、洋菓子やクッキーのようにべたついて歯に付き易いものから、生野菜やりんごのように付 ...

 歯周病の治療を進めていくなかで、来院される度に治癒に向かっていく手応えを感じることができ、理想的な治療効果が得られている具体例を紹介しましょう。 通常治療は週一回で、適宜その歯の状況に応じて浅いところから歯石を取っていきます。必要に応じてブラッシング指 ...

 歯周病向けのブラッシングをする際、その歯ブラシの持ち方はペンホルダー グリップ(鉛筆を持つように握る)がふさわしいと言われています。その理由は力を必要としないからです。 どちらかというとヘッド(歯ブラシのブラシ部分)を効かせるという意味では、金槌で釘をう ...

 歯ブラシの選び方はすでにお話ししました。いよいよ磨き方のお話しをするときです。 歯ブラシのところでも少し触れましたが、歯周病治療の場合はとくに、歯垢が歯石になる前に取る必要があるので、ブラシの毛先を1~2mm歯周ポケットの中に入れることがポイント(要点) ...

 昨日のお話に関連して、歯科衛生士のNから最近よく見受けられる出来事を紹介させていただきます。(大) 患者さんへ「実際に使っている歯ブラシを持ってきてください。」とお願いし見せてもらうと、かなりの割合で毛先が極細タイプの歯ブラシを使っているようです。 「 ...

 ひとことで歯周病向けの歯ブラシ選びと言っても、治療のステージ(段階)がどこなのか、実際に手を下す患者さんご自身の手がどのように動いてくれるのか、歯肉の反応がどうなのかによって変わってくるものですが…… 一般的なお話しとして、歯周病にふさわしい歯ブラシ選 ...

 歯周病であることをある程度認識されている、初診でいらした患者さん。診査後、状況を説明してブラッシングのお話しに入ると… 『ブラシは何がいいんですか?』『磨き方を教えてください!』という矢継ぎ早の質問…… こういう場合、申しわけないんですがそれに対するお ...

 歯周病には部位特異性という特徴があります。お口全体を見渡しても歯周病の歯とそうではない歯があり、1本の歯でさえも歯周病の部分とそうではない部分があるという厄介な病気です。 おそらく歯の形が単純な円錐形ではないこと、歯の位置の問題からくるもの、良くない噛 ...

 歯周病の直接的原因が歯垢だというお話しはしました。その原因に付加され、さらに悪化させる要因(間接的原因)に触れておきたいと思います。 ブラキシズム(歯ぎしり及びそれに類するもの)は、さまざまな強さ、時間、パターン(様式)がありながら、今やどなたにでも起 ...

 歯周病の直接的原因は、良く知られている通り歯垢です。それは食渣(食べ物のかす)に細菌が繁殖してベタベタになった物質です。それがさらに細菌の関与によって、歯石が形成されたり毒素が産生されたりして、歯槽骨の吸収へと結びついていきます。 つまり理論的には、ブ ...

 ポケット検査は、それを予定した時にだけ行う診査ではなく、常に必要に応じて行われるべきであると考えています。当院の衛生士にもこの点を口を酸っぱくして言うようにしています。 通常、すべての歯においてひと通り検査しチャート(表)に記録しますが、部分的には必要 ...

 歯周病っていう敵を相手にするのに、敵を知らずに勝負になるか?というわけで、ポケット検査があるというお話しは既にしました。ところがそれには垂直的なものと水平的なものが在ることを患者さんは意外と知りません。 複根歯(根が2本以上ある歯)で、根分岐部(根の枝 ...

 歯石除去が決められた時間の中で行うものではなく、付着状況に応じて時間、回数が必要だというお話をしました。それならその歯石がどこにどのように付いているのかを、可能な限り詳細に確認すべきであることは自明の理かと思います。その為には、ポケット(歯と歯肉の間の ...

 歯肉が腫れ歯が噛めないという訴えで、初診でいらした患者さんに、X線検査後おそらく歯周病だと思いますが…と説明しますと、そんな筈はないのでは、だって定期的に歯石取ってますから、というお答え。 歯周病予防の根幹を成す歯石除去を、来院された患者さんの殆どの方 ...

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