カテゴリ:予防治療

   歯石除去を受けるに当たり、ブラッシングが行き届いていることが前提条件であるという点についての説明は、前回のブログで済ませました。   さて、いざ歯石を取る段になると・・・患者さんは・・・『今日で終わりですか?』『一体あと何回かかるんですか?』『今まで ...

   歯周病予防に結びつく、【歯石除去】を1〜2回で済ませてほしいという、患者さんの希望に添えない理由にはいくつかありますが、その中の1つに【ブラッシング】の問題があります。   ブラッシングが不十分なままでは歯石除去はできません。否、できないことはありませ ...

 『歯石を取ってください。一回で!?』 『今までそうして貰って来ましたから。』 『気になる固まってしまった汚れさえ取れればいいんです。』 『今のところ他に気になる症状は特にありませんから。』 以上は過去に実際にあった患者さんのコメント例で、【歯石除去】に ...

 口腔内の噛み合わせの状態を注意深く観察してみると、不思議な現象に遭遇することがあります。   それがどのような事かというと、顎(下顎骨)をさまざまな方向に動かしても、噛み合わないはずの領域(歯の表面)に咬耗(噛み合わせによる歯の磨耗)が確認されることです ...

   検診時における、重要なチェック ポイントの1つに【噛み合わせ】があります。   例えば、❶詰め物が取れたままになっているような場合/   ❷歯がぐらついてきたような場合/   ❸臼歯の欠損を治療せずに放置したような場合/   ❹歯の磨耗が顕著な場合/   ❺食 ...

 まず以下に、ある患者さんのX線とデータを呈示します。 主訴の治療が終わり、歯石を暫く取っていないというので、通常の検査後、ブラッシングの不十分さを修正していただいたうえで、歯石除去を全体にわたって行い、再評価したところ、右下第二大臼歯のポケットの深さが ...

 果たして症状の有無で、治療が必要であるか否かの判断することができるのでしょうか? その答えとしては、症状を拠りどころにしていたなら、歯の健康はどんどん損なわれるという、厳然たる事実をお知らせしないわけにはいきません。なぜなら、歯に関わる疾患は症状がない ...

   歯の噛む面の一部が顕著に磨耗している場合、そこにエアーシリンジで風を当てて乾燥し、且つライトの光を当てると強く光ります。それはまるでダイァモンドのカット面のように!という形容がピッタリ当て嵌まるようです。かりにそこが歯のエナメル質であっても、金属やま ...

 フレミタス(fremitus)とは、震盪、振動のことで、震え動くこと、揺れ動くことを意味します。 歯は健康であれば動かないものと思われがちですが、実際には生理的な動揺があります。その理由は、解剖学的に歯とそれを支える歯槽骨の間に200ミクロン(0.2mm)の間隙があ ...

 この2枚のX線写真は、ある患者さんが30年前に初診で来院された時と、最近検診で来院された時のものです。その間欠かすことなく、半年毎のチェックを受け続け、X線写真は36枚を数えました。   検診時に一体何をして来たかと言えば、概ね❶問診による問題がないかの ...

   今回は、歯磨き剤の成分の、歯周病に効果があると言われているクロルヘキシジンやIPMP(イソプロピルメチルフェノール)についてお話ししようと思います。   クロルヘキシジンとは消毒効果のある薬で、歯磨き剤や洗口液などに含まれています。市販の歯磨き剤に含まれ ...

   今回は歯磨き剤についてお話ししようと思います。   よく患者さんから歯磨き剤は何を使えば良いのか?と質問があります。テレビのコマーシャルは、虫歯予防、歯周病が治る、歯周病予防などの謳い文句で発売されていますが、どれだけの効果があるのでしょうか?   歯 ...

   今回は、洗口液・デンタルリンスについてお話ししようと思います。   テレビのCMや、ドラッグストアの店頭に並ぶ洗口液・デンタルリンスを目にしますが、実際どのようなものなのかという問い合わせが患者さんからよくあります。   洗口液・デンタルリンスは、虫歯や ...

   今回はキシリトールについてお話ししようと思います。   キシリトールとは、みなさんも一度は耳にした事があるけれど、実際は何なのかいまいちよくわからないという方もいると思うので、今回は簡単に説明をしていこうと思います。   キシリトールとは、1997年に認可 ...

 この表題は、Thomas L. Peacock*が言った言葉の和訳で、原文では〝Prevention is better than cure.〝となっています。   そもそも、 予防の考え方は、病気になってから治療するのではなく、病気にならないようにするという立場から生まれたことです。   しかしそれ ...

   今回は、1月28日のブログに引き続き予防歯科に関して書かせて頂こうと思います。   ちょうど前回のブログを書かせて頂いた日に、某テレビ局で 予防歯科の特集がありました。未だに日本では、予防歯科という考え方があまり浸透していませんが、海外の先進国では当たり ...

   今回は、予防歯科についてお話ししようと思います。お口の中のトラブルは、大きく分けると3つあります。それは、虫歯と歯周病と咬合(噛み合わせ)です。予防歯科とは、これらを未然に防ぐ為の治療です。具体的には何をするのかというと、 定期的な検診、歯科医院での ...

 汚れを見極めなければならない者が、アバウト(おおまか)な見方だったり、増してや症状がないからと腰の引けた消極的な姿勢では、見えるものも見えないだろうし、予防治療などできる筈がありません。  何を言っているかというと、わたしの処に勤務した、何年も経験のあ ...

 熱心に検診にいらっしゃる患者さんが、何の為に来院するかといえば、当然歯にかかわる病気を予防できる、という結果を期待しているからでしょう。検診に来ても予防ができないとしたら、来る人は誰もいません。 その患者さんの期待に報いるためには、まずはその半年間に気 ...

 この表題の意味するところは、軟らかい汚れ(歯垢)が石灰化し、歯に付着したほんの初期の歯石を取ることで、ざらつき始めた歯根面を、元のようなつるつるの歯根面にすることです。健康な歯や歯肉を傷つけないように、適切なインストゥルメンテイション(器械操作)で、確 ...

 ブラッシングをマスター(修得、熟達)してある感覚を経験すると、歯を磨かずにはいられなくなる境地に達することを皆さんはご存知でしょうか? それはお口のなかが健康で、この上なく心地よい(comfortable)感覚を一度でも経験すると、いつもその状態にしておきたくなる ...

 新しい歯ブラシと磨き方で生体が許容できる負荷を加えていくと、病気に対し抵抗性のある歯周組織が得られます。これは元々ある遺伝的な素質ではなく健康な状態が続いたことで得られる、簡単には病気になりにくい言わば、”健康の積み立てによる保険”のようなものです。  ...

 皆さんは歯磨くとき、どのような意識を持って取り組んでいますか? 何を言っているんだ!……と思わないでください。意識の持ち方しだいでブラッシングの効果に大きな違いが出てくるとすれば、聞き捨てならないことだと思いませんか? たとえば、どなたにも無意識での噛 ...

 今までの道具(歯ブラシ)と方法(磨き方)を歯周病予防に適したものに替えた場合、多少の痛みが出ますが、1週間は我慢する必要があります。 どういうことかと言いますと、今まで毛先が歯肉溝の中に入っていない磨き方をしていた方が、入れる磨き方に替えたことで起こる ...

 歯にかかわる病気の予防には、まず患者さんご自身で行うブラッシングが第一だという話をしました。  そのブラッシングで可能なことは、柔らかい汚れ(歯垢)を取り除くことです。そして不可能なことは、固まって歯にこびりついてしまった汚れ(歯石)や色素沈着(茶渋、 ...

 病気になったらそれを治す。そんなことは、当然!と誰もが思うことでしょう。 でも果してそれが、歯の健康のために最良の選択肢でしょうか? そこから、さらに思考を押し進めた時・・・一歩前に踏み出して、病気にならないように布石を打つ、という言わばゆとりのある医 ...

 みなさんは歯を長持ちさせたい。でも・・・/ 痛くなければ歯医者に行きたくない。そんな・・・/ 都合のいいことを考えていませんか??? リコール システムとは、治療を終了した患者さんの歯の長期的な健康維持・管理を目的としたシステムです。日夜行われている研究 ...

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