カテゴリ:歯周外科

  上の五枚の参考資料をもとに、ある患者さんの歯周病治療の実際を解説します。 64歳、男性、義歯の不調に加え、歯のしみ、動揺、食片圧入などを主訴に来院された患者さんです。  問診、Ⅹ線検査、模型検査、口腔内検査等の一通りの診査を経て診断後、治療計画を立案し ...

  上図は、普段の臨床で患者さんに初期の歯周病の説明をする際に使っているシェーマです。健康と病気を対比させることで、その違いを知ってもらい理解を深めていただいています。 この段階で患者さんに対し施行すべきことは、第一に、きちんとした歯周ポケット測定による ...

 歯周病を治す為、通法に従い治療を進めてきた段階で、歯周ポケットが減少すれば治癒とみなすことができますが、逆に減少せず外科処置が必要と判断される場合があります。 患者さんにその旨説明すると、同意していただけないことがあります。外科処置の可能性は歯周治療を ...

 根分岐部病変のお話しの続編です。病気の分類には、論文を書いた人の名前が付いたりして、多々ありますが、一つの医療機関でスタッフ同士(陣容。顔ぶれ。)が、異なる分類を使うわけにはいきません。診査、診断、ミーティング(打ち合せ)等で齟齬が生じないように、私共 ...

 根分岐部病変という病気があります。歯周病のひとつの病態で、以前水平的なポケット検査のところで、解説させていただきました。 ご存知のように、歯周病が進行してくると、歯槽骨の吸収が伴います。すると複根歯における根の枝分かれ部分が、歯肉に覆われていても歯槽骨 ...

 唇や頬をいろいろな方向に引っ張ってみると、歯肉との間にすじが張る部分があります。また引っ張っても、動かない歯肉の部分と、唇や頬と一緒に動いてしまう粘膜の部分があります。すじには上唇小帯、下唇小帯、頬小帯があり、動かない歯肉を付着歯肉、動く粘膜を歯槽粘膜 ...

 今まで述べた歯周外科手術の意味合いは、炎症抑制を目的とした、言わば外科処置を伴う歯石除去でした。しかし歯周治療における外科処置には、環境改善を目的とした場合もあるので、紹介しましょう。 たとえば、バイオロジック ウィズ(生物学的幅径)という概念があります ...

 今まさにいままで直視できなかった歯石が、歯根の表面にこびりついています。初期治療を担当してきた歯科衛生士は、これまでどうにかして歯石を除去しようと、取り組んできたわけですが、はじめて実際に歯石の付着状態を、直接眼で確認することができたのです。 歯石の付 ...

 まず患者さんに、体調に問題がないかを確認、今日の手術の意味を再度説明し、麻酔を効かせ痛みなく手術を受けられること、おおよそのタイム テーブル(時間と行程)をお知らせします。 術中、音が出たり響いたりする時には、あらかじめ可能なかぎり声掛けし、患者さんが不 ...

 ここでは当院で実際に行われている、外科手術の風景をご紹介しましょう。 歯周病を治すため、数か月の初期治療終了後、歯周ポケットの深い処に残っている歯石を取るために行う外科手術で、最も一般的な場合です。 手術を受ける方は、プラーク コントロール(歯磨き等によ ...

 治療前に4mm以上あった歯周ポケットの数値が、初期治療後の再評価で4mm未満になれば、外科手術は必要なく歯周病が治癒したと言えます。 しかし、再評価の数値が4mm以上の場合、外科手術が必要になります。 患者さんに、『手術が必要です!』……と申し上げると一様に ...

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