カテゴリ:歯石除去

   『今日は何時間かかってもいいんで、歯石を取っちゃって下さい!?』 『毎日でも続けて通うので、はやく(早く&速く)終わらせて下さい!?』 というように、患者さんはおっしゃいます。痛み腫れ等の不快症状があれば別なのでしょうが、一般的に患者さんは、歯の治 ...

   歯石除去に限らず全ての仕事において、それをきちんと履行しようとするならば、何よりもステップごとの【確認作業】が肝要だと思っています。   【歯から歯石を取り除く!】という行為を成就せしめるためには、【歯石】を・・・❶前もって確認し、検討し、準備する。 ...

   歯石除去を受けるに当たり、ブラッシングが行き届いていることが前提条件であるという点についての説明は、前回のブログで済ませました。   さて、いざ歯石を取る段になると・・・患者さんは・・・『今日で終わりですか?』『一体あと何回かかるんですか?』『今まで ...

   歯周病予防に結びつく、【歯石除去】を1〜2回で済ませてほしいという、患者さんの希望に添えない理由にはいくつかありますが、その中の1つに【ブラッシング】の問題があります。   ブラッシングが不十分なままでは歯石除去はできません。否、できないことはありませ ...

 『歯石を取ってください。一回で!?』 『今までそうして貰って来ましたから。』 『気になる固まってしまった汚れさえ取れればいいんです。』 『今のところ他に気になる症状は特にありませんから。』 以上は過去に実際にあった患者さんのコメント例で、【歯石除去】に ...

 汚れを見極めなければならない者が、アバウト(おおまか)な見方だったり、増してや症状がないからと腰の引けた消極的な姿勢では、見えるものも見えないだろうし、予防治療などできる筈がありません。  何を言っているかというと、わたしの処に勤務した、何年も経験のあ ...

 この表題の意味するところは、軟らかい汚れ(歯垢)が石灰化し、歯に付着したほんの初期の歯石を取ることで、ざらつき始めた歯根面を、元のようなつるつるの歯根面にすることです。健康な歯や歯肉を傷つけないように、適切なインストゥルメンテイション(器械操作)で、確 ...

 この根面滑沢化という概念も歯石除去の一環であり、眼で確認することが難しい歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)のなかの、歯根面に付着した歯石を取ることで得られる状態で、それを表現する言葉から命名された治療の一種です。 くどいようですが皆さんには、症状がないか ...

 眼ですぐ確認できるような歯石を除去する場合のお話です。眼に入るだけの量や色であり、存在の確認がしやすい場所にある歯石を相手にするという意味です。 色素沈着(茶渋、ヤニなど)がエナメル質(歯の頭部分を覆う硬い組織)に起きている場合は、エアー スケーラー(細 ...

 歯石を取るにあたって余りにも当然のことですが、生体への配慮を怠るわけにはいきません。 そこが医療たるゆえんだと思います。歯石を取ることばかりに気を取られてしまうと、無理をして、知覚過敏、歯肉の必要以上の退縮、歯石だけでなく歯を削ってしまうことさえありま ...

 皆さんは”歯石”というとどのように想像されますか?歯の表面にこびりついた黒っぽいゴツゴツした石のようなものでしょうか。でもたとえば温泉が湧き出る岩にこびりつく石灰質が、泉質によって様々であるように、人間の歯に付着する歯石もさまざまなのです。 色で言えば ...

 患者さんにとって、抜歯や歯牙の切削と並んで歯石除去も、必要だとわかっていても嫌な痛みを伴う憂鬱な処置のようです。しかし歯周病治療と予防には不可欠です。 痛みを伴う場合には、主に二つの要因があると思います。ひとつは術者側の問題で、器械だけに頼りすぎた場合 ...

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