カテゴリ:治療解説

   今回は、すれ違い咬合のcaseをお話ししようと思います。   すれ違い咬合とは、例えば上顎の右側が欠損していて、下顎の左側が無いような、噛み合わせがすれ違いになっているような状態です。   この患者さんは被せ物が取れてしまったと来院されましたが、口腔内を観 ...

   今回は、修復物の脱離とその原因の続きで、別のcaseをお話ししようと思います。   Case2   奥歯の調子が悪い(痛い)   奥歯の調子が悪いと来院された患者さんですが、口腔内の肉眼所見では目立った虫歯、歯周病も無いのです。よくよく口腔内を観察してみると、前 ...

   今回は前回の続きで、噛み合わせの問題とブラキシズムによる修復物の脱離についてお話ししようと思います。   先ずは噛み合わせの問題ですが、いくつか実際の患者さんで例を挙げてみます。   Case1   前歯が取れた(欠けた)   前歯が取れたので着けて欲しいと来 ...

   今回は修復物の脱離についてお話ししようと思います。   歯の詰め物や被せ物が取れてしまった、という経験をされた方は少なくないと思いますが、なぜ取れてしまったかを考えた方は少ないかと思います。修復物が取れてしまうには、それなりの原因があるはずです。それ ...

   今回は自費治療における、保証についてお話ししようと思います。   自費治療における保証には、必ず検診を受けて頂く必要があります。その理由は、お口の中の環境は日々変わり続けているからです。   例えば、歯ぎしりや・噛み癖などによる咬耗で歯がすり減ってくれ ...

   今回は、自費治療におけるメインテナンスについて、お話ししようと思います。   前もって言っておきたい事は、一通りの治療(自費・保険)が終了=メインテナンスの開始、という事です。半年おきのチェックをしてこそ、治療した歯を永く維持できるのです。逆にメイン ...

   今回は自費治療の続きをお話ししようと思います。前回の話の中で、基礎治療の重要性について触れました。治療が必要な歯が一本で、その歯が悪くなった原因がその歯だけにある場合は、そこだけを治療すれば済みます。   しかし、原因がその歯を含む他の歯にもあったな ...

   今回は、当院における自費治療についてお話ししようと思います。   当院で自費治療を行う場合は、まず初期治療をしっかりとした上で進めることになります。それは、工事で言えば基礎工事のようなもので、ここで手を抜いてしまうと、どんなに良いものを使って歯を入れ ...

   今回は前回までの金属の話とは少し異なりますが、チタンについてお話ししようと思います。   チタンは生体親和性に優れ、高い強度を持つ金属で、歯科以外の様々な分野でも広く使用されています。歯に詰めたり、被せたりはあまりしませんが、金属床の義歯やインプラン ...

 この2枚のX線写真は、ある患者さんが30年前に初診で来院された時と、最近検診で来院された時のものです。その間欠かすことなく、半年毎のチェックを受け続け、X線写真は36枚を数えました。   検診時に一体何をして来たかと言えば、概ね❶問診による問題がないかの ...

   今回は、前回に引き続き歯科用金属についてお話ししようと思います。前回は銀合金の説明をしたので、今回は金合金の事について触れてみたいと思います。   金合金は、金を主とする合金で、銀合金の欠点をほぼカバーしてくれます。腐食はほぼ起こらず、装着した状態で ...

   今回は、歯科治療で使用する金属についてお話ししようと思います。   一般的に、健康保険で使われる金属は、金銀パラジウム合金と呼ばれる銀合金が主流です。健康保険で出来るということではメリットと言えるかもしれませんが、問題点もいくつか挙げられます。   1 ...

   今回はキシリトールについてお話ししようと思います。   キシリトールとは、みなさんも一度は耳にした事があるけれど、実際は何なのかいまいちよくわからないという方もいると思うので、今回は簡単に説明をしていこうと思います。   キシリトールとは、1997年に認可 ...

   先日、永年通院されている患者Yさんの紹介で、ある患者Kさんがいらっしゃいました。   Yさんは、お口全体をひとつの単位として(包括的視野で)みた場合に、問題となっている箇所の一通りの治療が済み、口腔内の健康状態が得られたので、その長期的維持のため約20年間 ...

  患者さんにブラッシング指導をしようとすると・・・   『歯ブラシは何がいいんですか?』   『練り歯磨きは何がいいんですか ?』   歯周病の成り立ちを説明すると・・・   『歯周病には何が効くんですか?』   『何かいい薬は?』等々   しかし残念ながら ...

   先日、とある患者さんのインプラント手術中の、生体モニタリングをさせていただきました。生体モニタリングとは、手術中の血圧、心拍数、血中酸素飽和度、心電図を監視し、術者に報告します。   術前には、患者さんの状態を術者と確認をして打ち合わせをします。今回 ...

   今回は、電気的根管長測定器(EMR : Electric  Measuring of  Root canal length)についてお話ししようと思います。   電気的根管長測定器(EMR)とは、根の中の治療をする際に、消毒するべき根の長さを計測する時に使用します。根管治療の基本は、根の先端までの ...

   今回は、針無しの麻酔についてお話ししようと思います。   針無しの麻酔とは、霧状の麻酔液を歯肉に噴霧して、表層から麻酔液を浸透させる物です。    長所としては針が無いため、患者さんの恐怖心も少なく、最初のチクっとする感じもありません。麻酔の量も少なく ...

   今回は、電動式の麻酔についてお話ししようと思います。   麻酔時の痛みを感じる理由の1つに、麻酔液の注入速度があります。具体的にいうと、体内に入ってくる麻酔液の速度が速ければ痛みを感じ、遅ければ痛みを感じにくいということです。   電動式のものは、一定 ...

   今回は、歯科用麻酔についてお話ししようと思います。   歯科医院で麻酔と聞くと、怖い、痛いというイメージが先行してしまうかと思います。しかし麻酔なしでは、歯科治療は行えません。そこで我々は、いかに恐怖心を減らし、痛みなく、麻酔を行うことができるかとい ...

   今回は、審美治療時における、マイクロスコープの使用についてお話ししようと思います。   審美治療に重要な事は、いかに自然に見せるかという事です。その為には、歯肉と被せ物の境界線の部分を、隙間なく仕上げるのです。歯を削る際に、歯肉との境界線を拡大して自 ...

   今回は、外科処置時におけるマイクロスコープの使用について、お話ししようと思います。   歯周外科手術において、マイクロスコープを使用する事により、歯石の取り残しをなくし、歯肉の繊細でタイトな縫合が可能です。歯周病の手術では、歯石の取り残しをなくす事が ...

   今回は、虫歯治療時におけるマイクロスコープの活用についてお話ししようと思います。   虫歯治療をするにあたって重要なことは、虫歯の取り残しをしないという事です。肉眼所見、触感、う蝕検知液を用いたりします。場合によっては、マイクロスコープを使用して確実 ...

   今回は、根管治療時におけるマイクロスコープの使用についてお話ししようと思います。   根管治療とは、歯の根の中の治療の事で、その中は非常に複雑な形態で、肉眼だけでは見えづらい部分もあります。マイクロスコープを使用する事により、肉眼所見の約20倍もの拡大 ...

今回は、歯科用マイクロスコープについてお話しようと思います。 最近、患者さんからマイクロスコープはありますか?マイクロスコープを使っての治療は、行っていますか?との質問を受けることがあります。 マイクロスコープの用途は様々で、主に診査・診断、根管 ...

   今回は、1月28日のブログに引き続き予防歯科に関して書かせて頂こうと思います。   ちょうど前回のブログを書かせて頂いた日に、某テレビ局で 予防歯科の特集がありました。未だに日本では、予防歯科という考え方があまり浸透していませんが、海外の先進国では当たり ...

 歯周治療に関して患者さんに理解を深めていただこうとすると、どうしても他の治療内容よりその説明頻度が高まり、しかも一回一回の説明に時間を要することになってしまいます。これは一体どうしてなのでしょうか?   それは歯周治療自体(原因の明確性、治療法、予防の ...

   今回は、予防歯科についてお話ししようと思います。お口の中のトラブルは、大きく分けると3つあります。それは、虫歯と歯周病と咬合(噛み合わせ)です。予防歯科とは、これらを未然に防ぐ為の治療です。具体的には何をするのかというと、 定期的な検診、歯科医院での ...

 一部の患者さんに、『こちらは、歯周治療に力を入れているみたいですね!』というようなことを言われることがあります。その場でそれに対し反論することはありませんが・・・ 私共は歯周治療(以前は歯周病をその病態から、”歯槽膿漏”とも言った。)において、何か特別 ...

   初診で来院された患者さんのなかで・・・歯周病ではないか思われる、ある患者さん・・・   主訴(患者さんの訴え。)は、『最近歯肉からの出血が気になる。』とか、『歯がしみる。』あるいは、『しっかり噛めない。』など、多岐にわたりますが・・・患者さんは薄々歯 ...

   今回は初期治療について、具体的なお話をしようと思います。先日お話しした事は、大まかな流れですが、では実際は何をするのかを説明していきたいと思います。   初期治療とは、いわば基礎工事みたいなものです。診査診断が、設計図、進行における行程表だとすれば、 ...

   今回は、初期治療についてお話ししたいと思います。初診時にある程度の診査診断を行い、応急処置をしたら治療に入っていく訳ですが、その段階で初期治療を進めていきます。   具体的には、保存不可能な歯の抜歯や、虫歯の治療、歯周病の治療を行います。来院される患 ...

   2回にわたりブラキシズムについてお話ししてきました。今回はそれらのまとめをしていこうと思います。   とにかくブラキシズムにおいて1番お伝えしたいことは、患者さんが自覚症状を普段から感じていないことです。痛みやしみなどは断片的な症状で、ブラキシズムとい ...

   ブラキシズムがある患者さんの殆どが、歯ぎしりしている事にピンときていない事が多い様に感じます。そこで今回は、ブラキシズムの患者さんに多い自覚症状と、私ども専門家からみて実際に起きている臨床所見を説明したいと思います。   まず患者さんが感じる自覚症状 ...

   今回は、日中におけるブラキシズムについて説明しようと思います。夜間のブラキシズムに関しては、以前のブログで詳しく説明がされているので、省略させて頂きます。   日中のブラキシズムは、歯をギリギリと強く擦り合わせるというよりは、噛みしめや、単に上下の歯 ...

   今回は根管治療中(歯の根の中の治療)の歯の痛みについてお話ししようと思います。   根管治療とは、簡単に言うと歯の中の神経が通っていた管の消毒 です。神経は既に無い状態での治療なので基本的には痛くなる事は稀ですが、今回は痛くなってしまうケースについて説 ...

   今回は、歯を支えている歯槽骨についてお話ししようと思います。   歯槽骨とは、簡単に言うと顎の骨の一部で、歯を支えている部分です。 この歯槽骨が失われると、歯は支えを失い抜け落ちてしまいます。主な原因は、歯周病や咬合性外傷※等が挙げられます。失われた骨 ...

   今回は、歯根膜についてお話ししようと思います。    歯根膜とは、 歯根と歯槽骨とを繋いでいる靭帯のような歯周組織です。歯は直接骨に埋まっている訳ではなく、歯根膜を介して埋まっているのです。そのおかげで、簡単に抜けることなく存在することができます。それ ...

   今回は、セメント質と歯髄についてお話ししようと思います。   セメント質とは、歯根部の表層の象牙質を覆っている組織です。その役割は、歯根膜線維を歯根表面に付着させて、歯を歯槽内にとどめておくことです。またセメント質の層は薄いため、歯石除去時に何も考え ...

   今回は、エナメル質の下に存在する象牙質についてお話ししようと思います。   象牙質は、歯の構造の中でいわば体幹をなすもので、骨よりは硬く、エナメル質よりは柔らかい組織です。故にう蝕(虫歯)がエナメル質を越えて象牙質に達してしまうと、急速に進行してしま ...

   今回は歯についてお話ししようと思います。歯の構造は、4つの組織で構成されています。今回はその中のエナメル質についてです。   エナメル質とは、歯の1番外側の組織で通常外から見えている部分です。生体の中で最も硬い組織で、その硬さは長石や石英と同等で、身近 ...

 今回は、『親知らずのその後』というテーマでお話ししようと思います。 さて、親知らずを抜歯したあとその傷は、どのような治癒過程を辿るのでしょうか?個人差はありますが、表面上の歯肉は、約2週間で新しい歯肉が出来てきます。その後約3ヶ月くらいで、骨が抜歯後の穴 ...

 今回は親知らずの抜歯の際の術前診査、及び術後のフォローについて、お話ししようと思います。 まずは術前診査ですが、親知らずは埋まっていたり、横向きに生えていたり、根が曲がっていたり、通常の天然歯に比べると抜歯が難しい事が多いです。 それと下顎の親知らずでは ...

 今回は親知らずの抜歯についてお話ししようと思います。 親知らずの抜歯を勧めると、大体の患者さんが口を揃えたように『痛くないですか?』 とか『腫れたりしないですか?』とおっしゃいます。皆さん周りの人からかなり脅かされているようです。 まずは痛みについてです ...

 今回は、親知らずについてお話ししようと思います。 親知らずとは第3大臼歯のことで、前から数えて8番目の歯のことです。通常上下左右に1本ずつあり、計4本あります。個人差があり0〜4本と生えている本数もまちまちです。 皆さん、親知らずと聞いていいイメージを持って ...

 今回は歯周病と全身疾患のその2です。 3.糖尿病 歯周病は、以前から糖尿病の合併症の1つと言われてきました。糖尿病の人はそうでない人と比べたときに、歯肉炎、歯周病にかかっている人が多いと言われています。さらに近年、歯周病 になると糖尿病の症状が悪化するとい ...

 今回は、歯周病と全身疾患について、お話ししようと思います。 皆さん歯周病と聞くと、歯の病気かな?歯ぐきの病気かな?くらいの認識はお持ちだと思いますが、実は全身疾患にも関係していると言われています。主な病気を挙げると、心臓疾患(狭心症、心筋梗塞等)、脳血 ...

 今回は、院内ピンナップボードに掲示してある、歯周病に関してのアンケート結果について、考察していきたいと思います。 Q.1 歯周病に関する知識がありますか? 全く知らない             23% メディアを通して多少は知っている  66% 歯科医院で説明 ...

 今回は、ホームページや院内のピンナップボードにも掲示してある、当院におけるインプラント治療の実態について解析してみようと思います。こちらの統計は、当院でインプラントを導入し始めた1993年からのデータを更新し続けた、いわば堤歯科におけるインプラントの歴史を ...

 10. 総括 当院におけるインプラント治療について、約10回に渡りお話しさせていただきましたが、改めて活字にしてみると普段、患者さんに説明している以上に伝えたいことが多いと感じました。しかし、診療時間には限りがあり全てを伝えようとすれば、患者さんは1時間も2時 ...

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