カテゴリ:だいちゃん

  上の五枚の参考資料をもとに、ある患者さんの歯周病治療の実際を解説します。 64歳、男性、義歯の不調に加え、歯のしみ、動揺、食片圧入などを主訴に来院された患者さんです。  問診、Ⅹ線検査、模型検査、口腔内検査等の一通りの診査を経て診断後、治療計画を立案し ...

  上図は、普段の臨床で患者さんに初期の歯周病の説明をする際に使っているシェーマです。健康と病気を対比させることで、その違いを知ってもらい理解を深めていただいています。 この段階で患者さんに対し施行すべきことは、第一に、きちんとした歯周ポケット測定による ...

 歯周病を治す為、通法に従い治療を進めてきた段階で、歯周ポケットが減少すれば治癒とみなすことができますが、意に反して減少せず外科処置が必要と判断せざるを得ない場合があります。 患者さんにその旨説明すると、同意していただけないことがあります。外科処置の可能 ...

 当歯科では、1993年にチタン製のインプラント治療を開始し、現在まで27年間で1000本以上を数えるに至り、約99%の成功率を維持しています。 その中で気が付いたこと・・・これは前回のブログで説明した優位点とは異なる、時間が経過してはじめて明らかになる、インプラン ...

 インプラント(Implant、人工歯根)治療には、主に以下のような意義があると言われています。それを列挙すると、❶無歯顎(歯が全く無い方)で総義歯治療では審美、機能の回復及び患者さんの満足が得られない場合。❷2歯までの中間欠損でブリッジによる修復が可能ですが、 ...

 初めにお断りしておきますが、これから書くことは、私の診療室に来ていただくことを目的として書くわけでも、不必要な治療への誘導を目的として書くわけでもありません。 わたくしの望みは、一歯科医師として、全く【なっていない】日本人の歯や歯に関わる健康意識とその ...

 この度、元のブログ名の前に『歯科ブログ』を付け加え、【歯科ブログ/堤歯科のスマイル良い歯】としたことをご報告いたします。 旧名の【堤歯科のスマイル良い歯】では、『ブログか何かわからない!』というご意見をいただき、対処しました。 もともと個人的なことは排 ...

 初めから、電話や窓口で診療という形をとらず、さまざまな質問をされる方がいらっしゃいます。 気持では、いろいろ説明して差し上げたいのですが、お受けしないことにしています。 所詮、説明が一般論になってしまいますし、患者さんの症状や治療の希望を聞いただけでは ...

 インプラント治療が成功するための、いくつかある重要なポイントの一つに、いかに感染を防ぐかという項目があります。それには患者さんの協力が不可欠で、ご理解をいただく為には前置きから説明する必要があります。 術前、2~3日前から想定されるあらゆる事象をかんが ...

 新型コロナウィルス肺炎の感染拡大を防ぐ立場から、換気を考慮し、今までは診療中各診察台の脇にある窓を開けるようにしていました。 しかしながら梅雨を迎え、さらにこれから迎える夏の暑さを想定したとき、別の換気方法を考慮しなければならない必要性に迫られました。 ...

 新たな感染者の増加もようやく少なくなってきたようですが、当然のことながらまだまだ安心できるはずもなく、医療従事者としてまったく気を抜くことができない日々が続いています。  結局は、今回のウィルスの特徴が見究められ、この感染症に対応したワクチンと代替では ...

 感染症が拡大する中、痛み、腫れ等の急性症状や脱離、義歯の不具合等々で来院される患者さんが少しでも安心して受診できるように、社会の一員としてできることを一つ一つおこなっています。 ・待合室が混み合わないように、アポイントが密になることを避け、来院時には診 ...

 『以前はそんなことがなかったのに、歯がぐらついてきた。』   検診希望で来院された患者さんがこう訴えることがあります。このようなとき、場合によりますが、ブラッシングの徹底と歯石除去で治ることがあります。   さてこれはどんな仕組みで治るのでしょうか? 歯 ...

 矯正治療は、歯並びをととのえ、見た目を良くするという点だけが注目されているようです。しかしその実、有意性の最たるものは別の点にあり、それが歯の長期的健康維持につながるということを、果して皆さんはご存知でしょうか? 例えば、総義歯症例において、その研究用 ...

 あなたには、歯の健康を安心して任せられる歯科医師がいますか?・・・ 前回、このような問いかけで始まるブログを発し、歯科医療従事者側と患者さん側との間に根強い不信感が存在することを問題提起し、もっと歯科医療従事者側が信頼を得るべく努力しなければならない、 ...

 あなたには、歯の健康を安心して任せられる歯科医師がいますか?・・・それは、歯に関わる健康管理を、そのすべてにおいてという意味ですが・・・ わたしがこのような問いかけをする理由は、わたしたち医療従事者側と、あなたがた患者さん側との間に、いまだに根強い不信 ...

   今まで歯周病検査における、根分岐部病変の分類表記を、【Ⅰ−】、【Ⅰ+】、【Ⅱ】、【Ⅲ】としてきましたが、この9月から【Ⅰ】を省略して、【Ⅰ−】→【−】、【Ⅰ+】→【+】と表記することにしました。(大) ...

 今年二度目、四羽の子育てをしていたツバメのつがい。夏季休暇の後、久しぶりにツバメの巣を覗くと、もう、最後の一羽。親鳥と見間違うほど立派に成長しています。 でも…、二日、経っても、三日経っても、巣から出ようとしません。(笑) 親鳥は近くから誘いますが、巣 ...

 開口時、真っ先に金属歯が眼に入ります。 人工的な装着物が入っているのに、それを感じさせず、未治療の歯と調和して、自然に見えること。それが審美の審美たる所以ではないでしょうか!?(大) ...

今年もツバメの巣立ちの時期がやって来ました。親鳥が巣立ちを促しています。大丈夫、出ておいで!まだ無理…。とでも会話をしているかのように互いに鳴きあいます。親鳥の説得は、根気よく続き…。数時間後…、巣から1メートルほど離れたこの場所へ。よくできました!褒めら ...

   まず前回のブログで最後に、読んでいる方に投げかけた質問に対し、こちらが答えるとすれば、歯周病が原因の口臭を〝簡単に治す薬〟はありません。   失礼を承知で分かり易い例えで言いますと、〝どぶ〟のような何とも言えぬ強い悪臭を発する場合があります。この原因 ...

 先日あるニュースで取り上げられていましたが、『外国人が日本人と接し、”口臭”で不快な思いをすることが、かなりある。』とのことでした。 そこで約35年間歯科臨床を続けてきた者として、率直に意見を述べさせていただきますと・・・ 【口臭はあって仕方ないものでは ...

 前回のブログで、クラウンの形態がどうあるべきかを問いました。人工的に歯を作るに当たっては、安易に作るべきではないと考えています。何も考えずに、例えば自然の歯をまねれば良しとしてしまうのは、如何なものかという問題提起をしました。 基礎治療を歯の内側もその ...

 クラウン(被せ物)の形態がどうあるべきかを考えるとき、単に天然歯(自然に萌出した歯)の形を摸倣すれば良しとしてしまうのは、必ずしも得策だとは言えません。 歯科治療を、日々の臨床から得られた反省や教訓を生かし、継続的により良いものへと高めようとしたとき、 ...

 上に示した修復物はオンレー(onlay)と呼ばれています。開業以来約35年にわたり、患者さんに対しさまざまな修復治療を施行してきましたが、臨床上最もトラブルが少なく再製率が低い修復物であるという印象を持っています。 現在歯科臨床において、健康を損ねる大きな原因 ...

 数あるサボテンたちのなかで、一番元気な子です。肌つや良く、また棘は鋭く、気まぐれでどこか人を寄付けない、ハンサム ボーイです。(大) ...

 今は歯を保存できる治療法が進んでいるので、しょっちゅうあるわけではありませんが、久方振りに総義歯を作成しました。ここに報告いたします。 旧義歯 人工歯排列 治療義歯スタート 一か月経過 粘膜調整材の交換 抜歯窩も順調に治癒しつつあり、経過良好   上顎前 ...

 歯の”しみ„には◯◯が効くのではないかと期待する人がいますが、果して本当にそうなのでしょうか? この場合の塗布薬による処置はいわゆる対症療法であり、それ以上でも以下でもありません。 そもそも歯の”しみ„の主な原因には、❶虫歯/ ❷歯周病/ ❸歯軋りの類 ...

 上の検査用紙は、ある患者さんの定期検診時における予防治療前、後の検査結果です。当歯科医院では、歯科医師あるいは歯科衛生士が声を出して数値を言い、もう一人が記録をしています。 そうすることで結果的に患者さんが耳で検査に参加することになり、術前では、ご自分 ...

 プランジャー カスプ(plunger cusp)とは、『突出した咬頭』のことで、臼歯の領域で一部の咬頭(臼歯の噛む面の山の部分)が対合歯(咬み合う相手)の方に飛び出している状態を意味します。 欠損を長く放置したり、歯の位置異常が原因で起きることが多いようです。 一方 ...

 上に示したイラストと写真は見ての通り、過度で不適切な歯間ブラシによる歯の磨耗です。 私が日々の臨床の中で感じる、あまたある用件のひとつに、患者さんがどうしても楽な方に走りがちになるという問題があります。 もし物事が簡便に対処できしかも問題なく完結するな ...

  今年は3羽のツバメのひなが巣立ちました。 この写真は巣立つ前日に撮影したものです。 もう親鳥と同じくらい立派な大きさになっています。 1羽が飛び立ちました。 すると、もう1羽も…。 でも、最後に残った1羽は、なかなか勇気がでないようです。(涙) 時折 ...

 以前、『たむら』が担当していた【ツバメ】の2018年度版最新ニュースです。 堤歯科の近くで、なんとも微笑ましく、可愛らしい、ツバメの雛が日に日に育って、いまにも旅立ちしそうな光景を目にすることができました。 親鳥は気が気ではない様子で、餌を運びながらも子供 ...

 2014.05.19.にスタートしたオフィス ブログ【堤歯科のスマイル良い歯】も、はや400回を数えることになりました。 過去を振り返れば、1983.03.01.に開業以来30有余年、患者さんには、歯にかかわる健康意識の向上をしていただきたく、日々可能な限り詳しい説明をしつつ臨床 ...

   私『ポケット検査をご存知ですか?』 患者さん『あのチクチクする痛いやつ!?』 私『何のためにするかはご存知ですか?』 患者さん『歯周病ですよね・・・?』 私『何ミリくらいあると言われましたか?』 患者さん『深い所があると聞いたけど、数字までははっき ...

   検診時に、   『今日は歯石、取らないの?』   『何回で終わるの?』   『時間はどれくらい?』   『以前は機械で1、2回で20分位で済んでるから!』等々   以上のようなことを患者さんに言われることがあります。このような発言の根底には、歯の汚れ(歯垢、 ...

 定期検診を続けて受けるからには、誰しも歯の長期的な健康を望むであろうし、具体的には【一本も歯を失うことなく自分の歯を一生使い続けること】が理想=最終目標であることに、異議を唱える人は誰一人として居ないのではないでしょうか!?   一方、敢えて礼を失して諫 ...

 堤歯科では、リコール システムと称し、通常6か月に一回定期検診をお勧めしています。 歯にかかわる健康を維持するために、半年に一回のチェックは最小限のケアーだと考えています。 たとえば患者さんが自分でするはずの歯磨き(ブラッシング、tooth-brushing)に関して ...

   根管治療を繰り返してもなかなか根尖周囲の病巣が消失しないことがあります。歯根の先端数ミリの部分は、解剖学的に非常に複雑で歯髄(神経)が毛細血管状の構造をしています。   そのために欧米などでは、歯を保存するために必要とされる根管治療成功の可能性が低け ...

 食片圧入とは、歯と歯の間(歯間)に摂取した食物が挟まることを言います。 もともと歯列に空隙がある(空隙歯列弓、俗に言う、”すきっ歯”)わけではない限り、健康であれば食片圧入が起こらないのが普通です。なぜなら隣り合った歯同士は、なんらかの問題がなければ、 ...

 歯には生理的な動揺があります。つまり健康な状態であっても、もともと動きがあるという意味です。そしてそれがどの程度かというと、約0.2mm(200μm、ミクロン)と言われています。 以上のことは、解剖学的に、硬組織である歯と歯槽骨とが直接接しているわけではなく、歯 ...

 歯が歯槽骨に支えられていることは、誰もが知る所だと思います。 一方、歯周病という歯科疾患があります。それがどんなものかと言えば、何らかの原因で歯槽骨が吸収し、結果歯を支えることが出来なくなり、挙句の果て歯が抜け落ちてしまうという病気です。 さて、矯正治 ...

 2016年3月に移転して以来、懸案だった駐車スペースの確保が、2018年1月から可能になりました。 今まで車で来院された方には、周辺地域の余りにもの劣悪な駐車環境から、たいへんな迷惑をかけてきましたが、診療室のビルの一角に一台分確保できました。 原則として診療予 ...

   『今日は何時間かかってもいいんで、歯石を取っちゃって下さい!?』 『毎日でも続けて通うので、はやく(早く&速く)終わらせて下さい!?』 というように、患者さんはおっしゃいます。痛み腫れ等の不快症状があれば別なのでしょうが、一般的に患者さんは、歯の治 ...

 一般的に部分義歯には構成要素の一つに、クラスプ(鉤)と呼ばれる金属製の針金のような部分があります。義歯装着の際に、そのクラスプが一部の残存歯(鉤歯)に嵌り込むことによって、義歯が安定するという訳です。 三つの主要な働きがあり、それには、①維持(retention ...

   歯石除去に限らず全ての仕事において、それをきちんと履行しようとするならば、何よりもステップごとの【確認作業】が肝要だと思っています。   【歯から歯石を取り除く!】という行為を成就せしめるためには、【歯石】を・・・❶前もって確認し、検討し、準備する。 ...

   歯石除去を受けるに当たり、ブラッシングが行き届いていることが前提条件であるという点についての説明は、前回のブログで済ませました。   さて、いざ歯石を取る段になると・・・患者さんは・・・『今日で終わりですか?』『一体あと何回かかるんですか?』『今まで ...

   歯周病予防に結びつく、【歯石除去】を1〜2回で済ませてほしいという、患者さんの希望に添えない理由にはいくつかありますが、その中の1つに【ブラッシング】の問題があります。   ブラッシングが不十分なままでは歯石除去はできません。否、できないことはありませ ...

 『歯石を取ってください。一回で!?』 『今までそうして貰って来ましたから。』 『気になる固まってしまった汚れさえ取れればいいんです。』 『今のところ他に気になる症状は特にありませんから。』 以上は過去に実際にあった患者さんのコメント例で、【歯石除去】に ...

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