カテゴリ:だいちゃん

   歯周病予防に結びつく、【歯石除去】を1〜2回で済ませてほしいという、患者さんの希望に添えない理由にはいくつかありますが、その中の1つに【ブラッシング】の問題があります。   ブラッシングが不十分なままでは歯石除去はできません。否、できないことはありませ ...

 『歯石を取ってください。一回で!?』 『今までそうして貰って来ましたから。』 『気になる固まってしまった汚れさえ取れればいいんです。』 『今のところ他に気になる症状は特にありませんから。』 以上は過去に実際にあった患者さんのコメント例で、【歯石除去】に ...

 20年くらい前でしょうか?・・・ハイブリッド セラミクスなる修復材料が流行したことがあります。92%のセラミックの粉末を主成分とし、残りは合成樹脂で構成されていて、そこそこの色調整が可能な、新しい審美材料という触れ込みで持て囃されたものでした。 人気の理由は ...

 『半年前から右上奥歯が浮いた感じがする。』という主訴で来院された患者さん。口腔内所見の特筆すべき点として、噛み合せが Scissors bite(鋏状咬合)であることが挙げられます。 エックス線検査をすると歯周病があり、長年にわたり部分的な治療に終始していて、虫歯の ...

 患者さんはほとんどの場合、見た目の問題を主訴として矯正治療を希望することが多く、それはそれで当然と言えば当然のことなのですが・・・ 具体的には、①上顎前突(いわゆる出っ歯。)/   ②下顎前突(受け口。)/   ③両顎前突(上下両方が前に出ている様子。)/ ...

 【歯性病巣感染】という言葉があります。歯の疾患に関わる病原菌が血行性に体を巡り、歯から離れた体の部分に疾患をもたらすというわけです。 以上の切り抜きは、過去に新聞や雑誌等に掲載された歯科関係記事を私がスクラップ ブックに収集したものの一部です。 歯科なの ...

   当院でインプラント治療をする際には、他の治療の合間に行うようなことは避けています。私共ではこれを当然の治療姿勢と考えています。 その理由として、インプラント治療を成功させるためには、❶感染を防ぐ。/ ❷ドリリング時の火傷を防ぐ。/ ❸術者および介補 ...

 口腔内の噛み合わせの状態を注意深く観察してみると、不思議な現象に遭遇することがあります。   それがどのような事かというと、顎(下顎骨)をさまざまな方向に動かしても、噛み合わないはずの領域(歯の表面)に咬耗(噛み合わせによる歯の磨耗)が確認されることです ...

   検診時における、重要なチェック ポイントの1つに【噛み合わせ】があります。   例えば、❶詰め物が取れたままになっているような場合/   ❷歯がぐらついてきたような場合/   ❸臼歯の欠損を治療せずに放置したような場合/   ❹歯の磨耗が顕著な場合/   ❺食 ...

 まず以下に、ある患者さんのX線とデータを呈示します。 主訴の治療が終わり、歯石を暫く取っていないというので、通常の検査後、ブラッシングの不十分さを修正していただいたうえで、歯石除去を全体にわたって行い、再評価したところ、右下第二大臼歯のポケットの深さが ...

 果たして症状の有無で、治療が必要であるか否かの判断することができるのでしょうか? その答えとしては、症状を拠りどころにしていたなら、歯の健康はどんどん損なわれるという、厳然たる事実をお知らせしないわけにはいきません。なぜなら、歯に関わる疾患は症状がない ...

   歯の噛む面の一部が顕著に磨耗している場合、そこにエアーシリンジで風を当てて乾燥し、且つライトの光を当てると強く光ります。それはまるでダイァモンドのカット面のように!という形容がピッタリ当て嵌まるようです。かりにそこが歯のエナメル質であっても、金属やま ...

 フレミタス(fremitus)とは、震盪、振動のことで、震え動くこと、揺れ動くことを意味します。 歯は健康であれば動かないものと思われがちですが、実際には生理的な動揺があります。その理由は、解剖学的に歯とそれを支える歯槽骨の間に200ミクロン(0.2mm)の間隙があ ...

 この2枚のX線写真は、ある患者さんが30年前に初診で来院された時と、最近検診で来院された時のものです。その間欠かすことなく、半年毎のチェックを受け続け、X線写真は36枚を数えました。   検診時に一体何をして来たかと言えば、概ね❶問診による問題がないかの ...

   前回のブログで申しましたように、スタッフの欠員に伴う募集に際し、堤歯科が求める歯科衛生士の仕事内容に関して触れてみたいと思います。それは、学校で学んだ知識と国家試験資格を生かし、❶   歯周病治療の根幹である刷掃指導と歯石除去を正しくきちんと行う。❷ ...

   6年勤務したT.がめでたく生涯の伴侶を得たため、欠員補充でスタッフを募集することになりました。   堤歯科は、次に掲げる3つの方針を開業以来守ってきました。❶   アポイント制を守る。(原則1人30分を一単位とし、アポを重ねない。)❷   残業しない。(週拘束 ...

 痛みや腫れなどがあって来院された患者さんに対し、通法にしたがい診査、診断をした結果、やむなく抜歯という判断になる場合があります。 誤解のないように説明しますが、今は歯をそう簡単には抜かない時代ですし、複根であれば根を一部残す等保存する治療法があります。 ...

   【顎関節症】というと、『自分には関係ない!』と思われる方がほとんどのようです。 しかし症状が顕著ではなく、ときどき現れる軽微な場合や潜伏してほぼ症状がない場合を含めれば、ある意味では殆どすべての方が顎関節症、あるいはその予備軍といっても過言ではない ...

   最近、【クレーマー】という言葉が一人歩きしているような気がします。   歯科治療を成功させ、患者さんの歯の健康に結びつくように、歯科医療に携わるすべての人間が努めて同じ目的に向かうべきであることは自明の理でありましょう。   患者さんを囲み、歯科医療 ...

 ブログ名を【スマイル良い歯】とすることにした、真の意味について触れてみたいと思います。 我々スタッフが仕事をするに当たって、笑顔で患者さんに接するなど・・・それも確かに重要ではあります。しかし歯と言えども医療である以上、それなりの厳粛さを要求されるもの ...

 今般、 高齢者の増加にともない、以下のような患者さんに遭遇することが多々あります。 それは循環器疾患を避けるため 、一般的によく言われている『血液をサラサラにする薬 』、すなわち抗凝固剤を常時服用されている患者さんです。   そのような方たちに外科処置を施 ...

   写真のノートは、当院に勤務する歯科衛生士が、仕事に役立つように自分で作った、自分専用の言ってみれば【あんちょこ】です。実は診療の合間に眼に入ったので、勝手に撮りました。あとで持ち主には断わりましたが・・・   広辞苑によれば、【あんちょこ】は『アンチ ...

   先日、永年通院されている患者Yさんの紹介で、ある患者Kさんがいらっしゃいました。   Yさんは、お口全体をひとつの単位として(包括的視野で)みた場合に、問題となっている箇所の一通りの治療が済み、口腔内の健康状態が得られたので、その長期的維持のため約20年間 ...

  患者さんにブラッシング指導をしようとすると・・・   『歯ブラシは何がいいんですか?』   『練り歯磨きは何がいいんですか ?』   歯周病の成り立ちを説明すると・・・   『歯周病には何が効くんですか?』   『何かいい薬は?』等々   しかし残念ながら ...

   この一年、歯科治療という仕事を通して、さまざまな人々そしてさまざまな出来事に出会いました。各種機械メーカー、材料、薬品、内装等各種業者、外注歯科技工所、あるいは歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士等々・・・   以前『116.患者さんを支えるスタッフの連携』 ...

   主として、患者さん向けに治療説明や診療姿勢を発信していこうと、オフィス ブログをスタートしたのが、2014.05.19.でした。それも今回で300を数えることになりました。   始めるに当っての切掛は、開業して30有余年臨床を続けてきて、患者さんへの説明がなんら変化な ...

   GBRとは、Guided Bone Regenerationの略で、骨誘導再生術を意味します。   どんな場合でも、好きなように骨が作れるわけではありませんが 、条件が揃えば無いところに骨を作ることができます。    たとえば抜歯後、しかるべき処置をして条件が揃えば骨が出来ます。 ...

   精密機械の設備を整えそれを使いさえすれば、精密治療が達成されるわけではないことは自明の理です。   まず第一に医療従事者側の問題としてあるのが、機械器具のたぐいは、全ては使う人の使い方次第であり、使って活かしてこそ意味があるということ。   さらに問題 ...

 『そちらでは、歯の診療にマイクロ スコープを使っていますか?』   最近、こういう問い合わせが時々あるようです。それに対し、   『必要に応じて、使っています。』とお答えしています。   使う意味があれば使いますが、何でもかんでも使うわけではありません。と ...

   【枘鑿(ぜいさく)相容れず】という慣用句があります。 枘鑿とは、広辞苑によれば、四角いほぞと円いあなのこと。転じて、物事が互いにくいちがって合わない様子を意味します。 毎日臨床を重ねていると、いろいろな場面でこの慣用句で表したくなるような出来事に遭 ...

 おいしく食べてほしいと作る料理には、調理する人の食べる人に喜んでもらおうという心が込められていると思います。 それに対し、『おいしかった!』、『ごちそうさま!』、という言葉が作った人の気持ちにどれだけ報い、また作ろう、また喜んでもらおうという気にさせる ...

   当然のことながら、診療に際し患者さんはさまざまな希望を訴えます。   歯と言っても身体の一部ですし、ある意味では歯だからこそ、神経質になってしまう部分があるんだろうと思います。   しかしながら、希望は希望としてお話しは伺いますが、その通りにできるかど ...

   現代の世の中の風潮では、『土曜日は休み』という意識でほぼ定着しているようですが・・・ 私共の診療室では、土曜日のお約束希望の患者さんがたいへん多くなっています。そしてキャンセル率が非常に低いように感じています。 おそらく平日は仕事をされ、休みの土曜日 ...

   『審美』とは、あくまでも自然に見え、誰がみても(人工的な)歯を入れていることさえ気付かない世界を表現する言葉として、存在価値があるのではないでしょうか?   つまり、周りの方が治療などしていない自然の健康な歯だと錯覚するほど、周囲の歯や組織に溶け込ん ...

 この表題は、Thomas L. Peacock*が言った言葉の和訳で、原文では〝Prevention is better than cure.〝となっています。   そもそも、 予防の考え方は、病気になってから治療するのではなく、病気にならないようにするという立場から生まれたことです。   しかしそれ ...

 たとえば、1本のクラウンを入れるとき、やみくもにそのクラウンだけを調整し装着することは、けっして賢明な方法とは言えません。 なぜこのようなことを言うかといえば、過去にそういう治療を受けたとしか思えない、臨床例に遭遇することが一度や二度ではないからです。 ...

 今回のブログで、移転再開業に関しては一区切りつけたいと思っています。 移転後三か月が経過しようとしています。かりに私の眼に映る日々の診療室の情景を描写したとすれば・・・  『ゆるやかに時が刻まれているなか、淀みなく診療風景が移ろい流れてゆく様子!』とでも ...

   今回の移転再開業のオフィス作りにおいて、ユニット(歯科診療台)の使い方が旧診療室と比べどのように変わったかというと・・・ 旧診療室では、5台のユニットが同等という考え方で、どのような治療内容であってもその全てで行っていました。それに比べ新診療室では、 ...

       本来“待合室”とは、言葉通り、治療を受ける前に待つ部屋であって、長い時間を過ごす場所ではない筈です。新診療室では、ユニット(診療台)に患者さんの受け入れ態勢があれば、予定時間前でも診療が始まる迄ユニットで待っていただくようにしています。   約 ...

   悪い意味ではなく、医療業務の省力化を図ることで、無駄な時間を費やすことを避け、より中身の濃い治療内容にすることを考えました。   ただしその前提として、常に前準備やいわゆる予習が不可欠であり、それなくしては省力化どころではありません。前もって集めた資 ...

   診療室を作り直すからには、改悪にならないようにと頭を悩ませている時、旧診療室でのさまざまな光景が目に浮かびます。   例えば、スタッフがある患者さんに応対している間、宅配業者の人たちが玄関先で扉を塞いで待っている様子・・・或いはある人は初診の手続き、 ...

   実は芝浦には、Mさんという私の父がわりのような方がいます。年齢的には兄に当たるほどの差でしかありませんが、患者さんでもあり、長年芝浦で仕事をされています。 父を早くに亡くし相談する識者が居ない私にとって(私が一方的に思っていることですが)、まさに父親 ...

   今回の移転再開業に当たり、新たなテナント*を探す際には、天井が高く窓が多くあるような物件を求めました。   内装をお願いした業者さんには、可能な限り既存の内枠を活かし、部屋としてどうしても閉じなければいけないエックス線室、技工室以外はセミ オープンを基 ...

   旧診療室では、人や物の動きを鳥瞰したとき、2人3人と滞ってしまい必要以上に待たざるを得なかったり、所謂〝アイコンタクト〝が効かなかったり、声による情報が伝わりにくかったりと、スムーズな仕事の流れが阻害され、効率的にさまざまな問題を孕んでいました。    ...

     前回のブログで紹介したU建設のIさんには、粒揃いの個性あふれるスタッフが控えています。なかでもU建設のKさんと、T電機のTさんにはお世話になりました。   Kさんは好々爺然とした方で、私の強烈?なストレートをかわしてくださり、常駐してさまざまな面倒をさ ...

   移転再開業は、U建設のIさんという強力なパートナーを得てはじめて成しえたことでした。   本来私が評することは憚られるべきことですが、彼が優れている点は、良い事はよいと例え他人のことでも認める、自分の非を認めるべき時には素直にみとめる、常により良い物 ...

 歯周治療に関して患者さんに理解を深めていただこうとすると、どうしても他の治療内容よりその説明頻度が高まり、しかも一回一回の説明に時間を要することになってしまいます。これは一体どうしてなのでしょうか?   それは歯周治療自体(原因の明確性、治療法、予防の ...

 2016.03.01.堤歯科は、東京都港区芝浦の地にて移転し、再開業いたします。 1983.03.01.に開業して以来33年、地域医療に従事してまいりました。患者さんに信頼される歯科医院をめざし、常に研鑽と起きた諸問題に対する軌道修正を重ねてきた積もりです。 これまでの数々の ...

 一部の患者さんに、『こちらは、歯周治療に力を入れているみたいですね!』というようなことを言われることがあります。その場でそれに対し反論することはありませんが・・・ 私共は歯周治療(以前は歯周病をその病態から、”歯槽膿漏”とも言った。)において、何か特別 ...

   初診で来院された患者さんのなかで・・・歯周病ではないか思われる、ある患者さん・・・   主訴(患者さんの訴え。)は、『最近歯肉からの出血が気になる。』とか、『歯がしみる。』あるいは、『しっかり噛めない。』など、多岐にわたりますが・・・患者さんは薄々歯 ...

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