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   今回は、予防歯科についてお話ししようと思います。お口の中のトラブルは、大きく分けると3つあります。それは、虫歯と歯周病と咬合(噛み合わせ)です。予防歯科とは、これらを未然に防ぐ為の治療です。具体的には何をするのかというと、 定期的な検診、歯科医院での ...

   今回は、当院におけるアポイント制についてお話ししようと思います。   当院では、通常1週間に30分程度のアポイントをお取りしています。歯科医院が少なかった頃は、朝から行列ができ1人あたりの診療時間は数分でした。歯科医院が増えて受け入れ体制が整ったことによ ...

   先日、初診の記事を書かせて頂きました。今回は、初診の患者さんの質問を元に、それらにおける当院の考え方について、解説していきたいと思います。   まず初診日の診察ですが、患者さんに今日は何もしないのですか?と聞かれる事があります。以前にもお話した通り、 ...

   今回は初期治療について、具体的なお話をしようと思います。先日お話しした事は、大まかな流れですが、では実際は何をするのかを説明していきたいと思います。   初期治療とは、いわば基礎工事みたいなものです。診査診断が、設計図、進行における行程表だとすれば、 ...

   今回は、初期治療についてお話ししたいと思います。初診時にある程度の診査診断を行い、応急処置をしたら治療に入っていく訳ですが、その段階で初期治療を進めていきます。   具体的には、保存不可能な歯の抜歯や、虫歯の治療、歯周病の治療を行います。来院される患 ...

   今回は、前回に引き続き初診の患者さんにお伝えしたい事をお話ししたいと思います。    前回は、診査診断をしっかりとしてから治療に入るというところまでお話ししました。ではその後の治療はどうなっていくのかを、今回説明させていただきたいと思います。   まず ...

   今回は、初診でいらっしゃる患者さんの事でお話ししたいと思います。   初診の患者さんは、大抵恐る恐るいらっしゃいます。 もちろん当然の事だと思います。痛みや腫れ等の症状があれば尚更でしょう。自分の通う病院はどんなところなのか?担当する医師はどんな人なの ...

   2回にわたりブラキシズムについてお話ししてきました。今回はそれらのまとめをしていこうと思います。   とにかくブラキシズムにおいて1番お伝えしたいことは、患者さんが自覚症状を普段から感じていないことです。痛みやしみなどは断片的な症状で、ブラキシズムとい ...

   ブラキシズムがある患者さんの殆どが、歯ぎしりしている事にピンときていない事が多い様に感じます。そこで今回は、ブラキシズムの患者さんに多い自覚症状と、私ども専門家からみて実際に起きている臨床所見を説明したいと思います。   まず患者さんが感じる自覚症状 ...

   今回は、日中におけるブラキシズムについて説明しようと思います。夜間のブラキシズムに関しては、以前のブログで詳しく説明がされているので、省略させて頂きます。   日中のブラキシズムは、歯をギリギリと強く擦り合わせるというよりは、噛みしめや、単に上下の歯 ...

   今回は根管治療中(歯の根の中の治療)の歯の痛みについてお話ししようと思います。   根管治療とは、簡単に言うと歯の中の神経が通っていた管の消毒 です。神経は既に無い状態での治療なので基本的には痛くなる事は稀ですが、今回は痛くなってしまうケースについて説 ...

   今回は、歯を支えている歯槽骨についてお話ししようと思います。   歯槽骨とは、簡単に言うと顎の骨の一部で、歯を支えている部分です。 この歯槽骨が失われると、歯は支えを失い抜け落ちてしまいます。主な原因は、歯周病や咬合性外傷※等が挙げられます。失われた骨 ...

   今回は、歯根膜についてお話ししようと思います。    歯根膜とは、 歯根と歯槽骨とを繋いでいる靭帯のような歯周組織です。歯は直接骨に埋まっている訳ではなく、歯根膜を介して埋まっているのです。そのおかげで、簡単に抜けることなく存在することができます。それ ...

   今回は、セメント質と歯髄についてお話ししようと思います。   セメント質とは、歯根部の表層の象牙質を覆っている組織です。その役割は、歯根膜線維を歯根表面に付着させて、歯を歯槽内にとどめておくことです。またセメント質の層は薄いため、歯石除去時に何も考え ...

   今回は、エナメル質の下に存在する象牙質についてお話ししようと思います。   象牙質は、歯の構造の中でいわば体幹をなすもので、骨よりは硬く、エナメル質よりは柔らかい組織です。故にう蝕(虫歯)がエナメル質を越えて象牙質に達してしまうと、急速に進行してしま ...

   今回は歯についてお話ししようと思います。歯の構造は、4つの組織で構成されています。今回はその中のエナメル質についてです。   エナメル質とは、歯の1番外側の組織で通常外から見えている部分です。生体の中で最も硬い組織で、その硬さは長石や石英と同等で、身近 ...

 今回は、『親知らずのその後』というテーマでお話ししようと思います。 さて、親知らずを抜歯したあとその傷は、どのような治癒過程を辿るのでしょうか?個人差はありますが、表面上の歯肉は、約2週間で新しい歯肉が出来てきます。その後約3ヶ月くらいで、骨が抜歯後の穴 ...

 今回は親知らずの抜歯の際の術前診査、及び術後のフォローについて、お話ししようと思います。 まずは術前診査ですが、親知らずは埋まっていたり、横向きに生えていたり、根が曲がっていたり、通常の天然歯に比べると抜歯が難しい事が多いです。 それと下顎の親知らずでは ...

 今回は親知らずの抜歯についてお話ししようと思います。 親知らずの抜歯を勧めると、大体の患者さんが口を揃えたように『痛くないですか?』 とか『腫れたりしないですか?』とおっしゃいます。皆さん周りの人からかなり脅かされているようです。 まずは痛みについてです ...

 今回は、親知らずについてお話ししようと思います。 親知らずとは第3大臼歯のことで、前から数えて8番目の歯のことです。通常上下左右に1本ずつあり、計4本あります。個人差があり0〜4本と生えている本数もまちまちです。 皆さん、親知らずと聞いていいイメージを持って ...

 今回は歯周病と全身疾患のその2です。 3.糖尿病 歯周病は、以前から糖尿病の合併症の1つと言われてきました。糖尿病の人はそうでない人と比べたときに、歯肉炎、歯周病にかかっている人が多いと言われています。さらに近年、歯周病 になると糖尿病の症状が悪化するとい ...

 今回は、歯周病と全身疾患について、お話ししようと思います。 皆さん歯周病と聞くと、歯の病気かな?歯ぐきの病気かな?くらいの認識はお持ちだと思いますが、実は全身疾患にも関係していると言われています。主な病気を挙げると、心臓疾患(狭心症、心筋梗塞等)、脳血 ...

 今回は、院内ピンナップボードに掲示してある、歯周病に関してのアンケート結果について、考察していきたいと思います。 Q.1 歯周病に関する知識がありますか? 全く知らない             23% メディアを通して多少は知っている  66% 歯科医院で説明 ...

 今回は、ホームページや院内のピンナップボードにも掲示してある、当院におけるインプラント治療の実態について解析してみようと思います。こちらの統計は、当院でインプラントを導入し始めた1993年からのデータを更新し続けた、いわば堤歯科におけるインプラントの歴史を ...

 2回に渡り救急蘇生とAEDについてお話しをしました。今回はAEDを使用して行う救急蘇生の実際です。 何の前兆もなく突然起こる、心停止に予防策はありません。万が一起きてしまった場合、いざその場で何ができるのか?ただ救急車の要請をし、待っているだけでは生存確率は低 ...

 今回は、AEDについてお話ししようと思います。 AEDとは、Automated External Defibrillator (自動体外式除細動器)の略称です。設置が始まって約10年、全国に35万台以上ありますが、その使用率は3.7%(使用すれば41.4%救命できたかもしれない)にとどまっている状況で ...

 今回は救急蘇生法についてお話ししたいと思います。 近年AEDの普及等に伴い、医療関係者ではなくても、心肺蘇生やAEDを用いた一次救命処置を行う場面に遭遇することがあるかもしれません。AEDについては後日触れますが、今回は心肺蘇生法についてお話ししていきます。 突 ...

 10. 総括 当院におけるインプラント治療について、約10回に渡りお話しさせていただきましたが、改めて活字にしてみると普段、患者さんに説明している以上に伝えたいことが多いと感じました。しかし、診療時間には限りがあり全てを伝えようとすれば、患者さんは1時間も2時 ...

 9. 手術時に起こりうる偶発症について 今回は、手術時における偶発症について、お話ししたいと思います。基本的には、起こりにくい事ですが、万が一起きてしまった時はどうするのか?ということをお話ししていきます。 1) 麻酔時におけるショック 麻酔時におけるショ ...

 8-2. 患者さんからよくある質問について 今回もよくある質問についてお答えしていきたいと思います。  Q.6 ブリッジや義歯との違いは?A.6 ブリッジや義歯は、ご自身の歯の助けを借りる為、歯への負担を余儀なくされます。しかしインプランは周囲のご自身の歯の助けを ...

 8-1. 患者さんからよくある質問について 今回は、患者さんからよくある質問についていくつか回答していきたいと思います。Q.1  治療期間はどのくらいA.1   個人差、症例差はありますが、おおよそ3~6か月程度、必要となります。Q.2 手術に伴う痛み、腫れは出るのか? ...

 7.インプラント治療の利点・欠点 インプラント治療の利点は、ブリッジや義歯にならなくて済むということではないでしょうか。 以前のブログでも説明がありましたが例えばブリッジの場合、ご自身の健康な歯を削り、かぶせなければならないのです。要するに、1本の失った歯 ...

 6.インプラント治療の流れ 患者さんがインプラント治療を受ける際、よくある質問の1つに治療が終わるまでどのくらいの期間がかかるかというものがあります。以前にお話しした事もありますが、インプラントが骨とくっつくには、傷が治癒していく過程を待たなければならない ...

 5.術前診査及び準備 インプラント手術の術前診査として、レントゲン撮影、CT撮影、研究用模型の作成をします。それらを参考にし3次元的に骨の幅、深さ、厚み、下顎管(下顎の中を通っている神経と血管)や上顎洞(鼻の横にある大きな空洞、副鼻腔ともいう)までの距離、 ...

 前回からの続きでインプラントが骨とくっつかない原因をお話ししていきます。1)火傷、2)感染、3)過度な外力、4)骨密度、5)埋入位置、6)埋入深さ、7)全身疾患、8)喫煙等があります。1)~3)については、前回のブログで説明済みなので今回は、4)~8)をお話ししていきます ...

 4.インプラントが骨と結合しない原因 前回、インプラントが何故骨とくっつくかをお話ししましたが、今回は骨とくっつかない場合のお話しをしていきます。インプラントが骨結合しない原因は、1)火傷、2)感染、3)過度な外力、4)骨密度、5)埋入位置、6)埋入深さ、7)全身疾患 ...

 3.インプラントが何故骨と結合するのか? 皆さん、インプラントが何故骨とくっつくのか考えたことはありますか?今回はそのメカニズムについてお話ししていきたいと思います。  インプラントは、何か特殊な接着剤を使って骨とくっついている訳ではありません。またチタ ...

 2.材質と形状 インプラントの材質は、現在チタン製の物が主流ですが、かつては金、エメラルド、サファイア、セラミックと様々な材質の物が使用されていました。今となっては、チタン製の物が当たり前になっているので驚きです。1950年頃にチタンが骨と結合するとわかって6 ...

 みなさんインプラント治療と聞くと、痛いんじゃないか?怖いんじゃないか?とか、警戒される方がいらっしゃいます。以前某局のテレビ放送で、インプラント治療は歯科医院経営の為の治療だとか、医学的な根拠をきちんと示さず良いところは取り上げず、悪いところのみを取り ...

 今回は、それぞれのセラミックの適応症と総括をお話ししていきたいと思います。 1.適応症 1)陶材焼付鋳造冠(メタルボンド) ロングスパンのブリッジやキーアンドキーウェイ(特殊な構造のブリッジ)や支台歯(土台となる歯)の変色が強い場合に適しています。 2)二 ...

 今回は当院で扱っているセラミックの利点、欠点についてお話ししていきたいと思います。 1.利点 1)陶材焼付鋳造冠(メタルボンド) 表層のセラミックは、長石を多く含み、天然歯のエナメル質に近い硬さです。ある程度、ご自身の歯と同様に磨耗してくれます。支台歯(も ...

 基礎治療が済むと、いよいよ歯の詰め物やかぶせ物を作っていく訳ですが、今回はいくつかある材料の中の1つ、セラミックについてお話しさせていただきたいと思います。 セラミックは、1960年代頃から金属に代わる、審美性を求められる部位(特に前歯等)に使用する物として ...

 当院では、患者さんへのX線被曝を考慮し鉛張りのレントゲン室、鉛の防護エプロン使用で体への悪影響を最小限にし、デジタルX線を導入し、被曝量軽減に努めています。 デジタルX線は従来のX線の被曝量の4分の1~10分の1に抑えられます。 歯科治療におけるX線被曝量は ...

   当院では、レントゲン撮影したものを各ユニットにある大型モニターに写して説明しています。 従来のアナログレントゲンをデジタル化することにより、患者さんの被曝量の低減、照射時間の短縮、現像ミス等の人為的なミスが格段に減ります。 大きく写し出すことで今まで ...

 レーザー治療は、主要の治療の補助として使用します。歯肉切除、小帯切除、膿瘍切開、歯周ポケット内の殺菌、根管内の殺菌、知覚過敏、メラニン色素の除去、口内炎治療、抜歯後の止血等、様々な用途があります。 歯肉切除、小帯切除の外科処置においてレーザーは切開する ...

 当院では必要があれば生体情報(脈拍、血圧、酸素飽和度、心電図)をモニタリングして緊急時には即対応できるよう手術を行っています。 生体情報モニタは脈拍、血圧、酸素飽和度、心電図、がリアルタイムで正確に確認することが可能です。 脈拍の正常値は通常成人で60~1 ...

 歯周病が悪くなってしまうと歯の周囲からの歯石除去だけでは完治しないことがあります。以前に説明したように基本的には原因(プラーク、歯石、不正咬合)を除去することにより、ご自身の治癒能力で回復しますがそれだけでは不十分な場合に骨移植を行います。  骨移植と ...

 皆さん笑気ガスというものをご存知でしょうか? 笑気ガスとは歯科治療を受ける際(主に麻酔をして神経をとる、抜歯、外科処置等)に患者さんの不安や痛みをやわらげてくれる効果があります。 歯科の治療は嫌だなと思う患者さんがほとんどです。麻酔や抜歯などの外科処置e ...

 皆さんホワイトニングというと、一般的な歯科治療とは別で手軽にきれいな口元が得られると思っていませんか? 確かにホワイトニングをすれば歯の表面はきれいになります。しかしそれはあくまでも歯のエナメル質表面のみで歯を支える歯周組織(歯肉・歯槽骨)も含めて健康 ...

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