この症例は、2024.09.01.に掲載した『歯周病を治す!Ⅰ』の続編です。   (歯周外科手術時口腔内写真。これ以上の資料は実際に掲載されたブログでご確認下さい!) 前回のブログの概略を説明しますと、患者さんは60歳、男性、会社員、上顎前歯部が普段はなんともない ...

 前々回のブログでインプラント デザインの大幅な変更によるインプラント治療の革新についてのべましたが、今回はその続編です。 インプラントを植立する際にはドリルで骨を削りますが、その治療手技の全く新しい考え方と取り組み方が考案されました。 通常ドリリングする ...

 現在の歯科治療において、患者さんの希望がより自然に見えるものへと審美的要求がたかまりセラミック全盛の時代になっていますが、1990年以前の昭和の時代に白金加金等の金合金を使用したパーシャル べニア クラウンの一形態として、M.O.D.オンレーと呼ばれる非常に優れ ...

 上顎臼歯の欠損部にインプラント治療を行う場合、解剖学的に植立部上方にある上顎洞(副鼻腔の一つ)という空洞が治療の是非を左右することを皆さんはご存知でしょうか? 上顎洞はその他の前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞と共に、吸気(鼻から吸った空気)に湿度を与える役割を ...

 診療補助業務における術者へのスムーズな器具の受け渡しは、治療の質を高めるとともに、事故を防ぐことにつながるたいへん重要なテーマです。 診療行為において歯科医師(以下術者)と歯科衛生士および助手(以下介補者)は、共に術式を把握すべきであることは当然のこと ...

 *はじめに 国家試験資格を持った歯科衛生士の主な仕事には、歯科医師が行う治療のアシストとしての、治療器具の消毒、滅菌を含む管理/実際の治療の準備/治療時の補助/治療後の片付け等がありますが、何より歯科衛生士の存在価値を高めている業務として、歯周治療にお ...

 歯科における【包括治療】の意味を考えるとき、直訳すれば『歯科にかかわる全てのことを一つに合せひっくるめた治療』となりますが、それは何でもかんでも全体的に手を付ける(治療する)という意味ではありません。 患者さんが受診するには、主訴*があるわけで、それを ...

 四十、五十は洟垂れ小僧 六十、七十は働き盛り 九十になって迎えが来たら 百まで待てと追い返せ   渋沢栄一 この5日に、古希を迎えます。日々、歯科診療あるのみです。 もうこれでいいとは思わず、もっと他により良いやり方があるんじゃないか、自分の知らない何か ...

 この症例は、2017.08.09.に掲載した『357.包括治療 (歯周、咬合、矯正、修復治療)Ⅰ』の続編です。 (初診時口腔内写真。これ以上のデータは実際に掲載されたブログでご確認下さい!) 前回のブログの概略を説明しますと、患者さんは初診時53才、男性、会社役員、右上臼 ...

 60歳、男性、会社員のある患者さん、歯周病の自覚あり。普段なんともない(症状はない)が、疲れ気味、風邪など体調がかんばしくないとき、歯が浮き歯肉が腫れ噛みにくい等の症状が出る。が程なくしてなおってしまうを繰り返している。 通法にしたがい、初期治療としてブ ...

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