歯を形作るにあたり、いろいろな原則があるというお話しの中で、点接触の重要性については、すでに触れました。 今回、一見して、不謹慎なサブ タイトル(副題)になりましたが、そのわけはこれからの説明で、ご理解いただけるかと思います。 歯の噛む面(咬合面という) ...

 私がなぜ、わかりにくい咬合(噛み合せ)のお話しを、わざわざしているのか、その理由がおわかりになるでしょうか?……  まず第一に、患者さんが無頓着であるという、理由が挙げられます。これまでも、日本における歯科治療事情については、幾たびか言及してきましたが ...

 咬合(噛み合せ)治療といっても、そのすべてが大がかりな全体の治療を、意味するわけではありません。 例えば、クラウン(冠。かぶせ物。)を1本、口の中に入れるときでも、咬合を考慮する必要があるということです。   ある歯科技工士が勤務していました。彼は仕事 ...

 前々回、1本のクラウンを入れるにあたり、まず、顎(下顎骨)を自然に(顎位に影響を与える情報がない状態で)閉じたとき、そこが最初に衝突すること(早期接触)がないようにするというお話しをしました。 次に我々がしようとすることは、顎がさまざまな動きをした時、 ...

 顎の動きが、扉の開閉のように、単純な開閉運動のみであれば、我々の仕事はどれだけ楽だったでしょう!  『おやっ! 下顎骨は、ひとつの骨で関節がふたつあるんじゃなかった?!』 下顎骨の複雑極まりない運動は、実は顎関節の高性能な仕組みが、後ろ盾になっています ...

 歯の治療において、上下の歯の接触から成る咬合(噛み合せ)を考慮しないことなど、信じられない、恐ろしいことだと思いませんか? 具体的にお話ししましょう。歯を1本入れると仮定します。患者さんは、噛み合せが高くもなく、また窮屈でもなく、違和感がなければ、気に ...

 咬合(噛み合せ)治療の具体的な説明にはいる前に、しておきたいお話しです。前回が、骨の話でしたが、今回は筋肉と神経に関することです。 日常生活で誰もが経験する出来事に、階段の昇り降りがあります。初めての階段は、だれでも慎重に、一段ごとの高さ、奥行きそして ...

 咬合(噛み合せ)治療を受ける際には、それを取り巻く事柄を理解していただく必要があります。そして治療を成功させるためには、さらに患者さん自身の協力と、参加が必要になります。そのようなわけで、解剖の基本的な構造を、簡単に説明したいと思います。 咬合は、上下 ...

 ブラキシズムが、全身的に見れば有用な部分があるとは言え、その強大な力によって惹起される、歯及び周囲組織への損傷は、生半可なものではありません。その際の、ダメージ コントロール*の第一歩として、ナイト ガード**が存在します。 所詮、対症療法ですが、咬合治 ...

 ブラキシズムによって、患者さんがどのような症状を訴えるかというと、歯の痛み(あらゆる種類の痛み、しみ)、歯周組織の違和感(重く熱を持った感じ)、口腔周囲筋群の諸症状(こり、だるさ、痛み)、顎関節の痛みと音の発生、開口障害などが主に挙げられます。 またわれ ...

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