歯周病の治療を進めていくなかで、来院される度に治癒に向かっていく手応えを感じることができ、理想的な治療効果が得られている具体例を紹介しましょう。 通常治療は週一回で、適宜その歯の状況に応じて浅いところから歯石を取っていきます。必要に応じてブラッシング指 ...
29.歯周治療の実際ーブラッシング、その力加減(持ち方と圧のかけ方)ー
歯周病向けのブラッシングをする際、その歯ブラシの持ち方はペンホルダー グリップ(鉛筆を持つように握る)がふさわしいと言われています。その理由は力を必要としないからです。 どちらかというとヘッド(歯ブラシのブラシ部分)を効かせるという意味では、金槌で釘をう ...
28.歯周治療の実際ーブラッシング、その方法(当て方と動かし方)ー
歯ブラシの選び方はすでにお話ししました。いよいよ磨き方のお話しをするときです。 歯ブラシのところでも少し触れましたが、歯周病治療の場合はとくに、歯垢が歯石になる前に取る必要があるので、ブラシの毛先を1~2mm歯周ポケットの中に入れることがポイント(要点) ...
27.歯周治療の実際ーブラッシング、歯ブラシの選び方2ー
昨日のお話に関連して、歯科衛生士のNから最近よく見受けられる出来事を紹介させていただきます。(大) 患者さんへ「実際に使っている歯ブラシを持ってきてください。」とお願いし見せてもらうと、かなりの割合で毛先が極細タイプの歯ブラシを使っているようです。 「 ...
26.歯周治療の実際ーブラッシング、歯ブラシの選び方ー
ひとことで歯周病向けの歯ブラシ選びと言っても、治療のステージ(段階)がどこなのか、実際に手を下す患者さんご自身の手がどのように動いてくれるのか、歯肉の反応がどうなのかによって変わってくるものですが…… 一般的なお話しとして、歯周病にふさわしい歯ブラシ選 ...
25.歯周治療の実際ーブラッシング(歯磨き)、なぜ必要なの?ー
歯周病であることをある程度認識されている、初診でいらした患者さん。診査後、状況を説明してブラッシングのお話しに入ると… 『ブラシは何がいいんですか?』『磨き方を教えてください!』という矢継ぎ早の質問…… こういう場合、申しわけないんですがそれに対するお ...
24.歯周治療の実際ーその特徴、部位特異性と攻略の糸口(ポケット検査)ー
歯周病には部位特異性という特徴があります。お口全体を見渡しても歯周病の歯とそうではない歯があり、1本の歯でさえも歯周病の部分とそうではない部分があるという厄介な病気です。 おそらく歯の形が単純な円錐形ではないこと、歯の位置の問題からくるもの、良くない噛 ...
23.スペシャルユニット(特別診療台)
受付の田村です。わたしは院長のように専門的なお話はできないので、息抜き?的な堤歯科の内部の事を書けたらいいなと思っています(*・ω・)ノ 今、堤歯科には1番から5番までのユニット(診療台)があります。しかし、春から秋にかけて、特別なユニット(?)が出現します。 ...
22歯周治療の実際ーその原因2、間接的な場合ー
歯周病の直接的原因が歯垢だというお話しはしました。その原因に付加され、さらに悪化させる要因(間接的原因)に触れておきたいと思います。 ブラキシズム(歯ぎしり及びそれに類するもの)は、さまざまな強さ、時間、パターン(様式)がありながら、今やどなたにでも起 ...
21.歯周治療の実際ーその原因は?ー
歯周病の直接的原因は、良く知られている通り歯垢です。それは食渣(食べ物のかす)に細菌が繁殖してベタベタになった物質です。それがさらに細菌の関与によって、歯石が形成されたり毒素が産生されたりして、歯槽骨の吸収へと結びついていきます。 つまり理論的には、ブ ...