”痛まず腫れない抜歯”を心掛けています。まず急性下での処置は避けます。前もって診査資料を検討し、スタッフと打ち合わせをして、使用する可能性のある器具を滅菌して準備します。 しっかり麻酔を効かせます。第一に考慮することは周囲組織へのダメージ(痛手)を極力 ...
9.痛くない麻酔
開業当初から、”痛くない麻酔”を心掛けています。いろいろな方法があり、さまざまな要素がからむため、状況に応じて使い分けるようにしています。 一例としては、語りかけながら患者さんの呼吸をつかみ、息を吐いて体が弛緩した時をねらいます。左手で唇などをやや強め ...
8.詳しい説明とインフォームド コンセント*
詳しい説明をすることで、患者さんは自分が受ける治療がどのようなものなのかを確認し、納得したうえで治療を受けることを決め依頼します。このことを”インフォームド コンセント”と称しています。 インフォームド コンセントは、医療を施す側と受ける側との誤解や行き ...
7.緊急処置と原因除去
患者さんは多くの場合、お痛み、腫れ、脱離等の症状をかかえて来院されます。当然のことながら、まず緊急処置として差し迫った問題の解決をはかるべく、応急処置をおこないます。 しかしながらほとんどの場合、そこに至るには原因があります。そのことを説明させていただ ...
6.急性症状の場合は……その対処法
我慢できない痛みや腫れ、痛み止めも効かず、夜も眠れない等、普段気にならなかったのに急に症状が強く出ることがあります。その症状をすぐにでも除いて差し上げたいのですが、難しいのが現実です。 急性期に、痛みの根絶をしようとすると、まず効きにくい麻酔の中で痛み ...
5.常に患者さんへの思いやりを持った医療
患者さんは歯の治療を”嫌なもの”、”出来ればしたくない”、”避けて通りたい”、と考えていると思います。それはなぜか?予期せぬ切削器械の音、頭にひびく振動、突然痛みが襲ってくるのでは?と緊張すること等への恐怖感が原因ではないでしょうか。 この恐怖感を少し ...
4.患者さん1人の診療時間とアポイント(お約束)制
私の父は昭和40年代迄、東京の町で歯科診療所を開業していましたが、1日約120人の患者さんを診ていました。10時間働くとして1人にかけられる時間は平均5分という時代でした。治療自体を簡便にせざるを得ず、説明する時間もなく、患者さんは1時間でも2時間でも ...
3.毎日の臨床における最重要課題
来院された患者さんが、また堤歯科で治療を受けようと思って下さること。つまり私共にご自分の歯の健康管理をまかせようと思って下さること。それが、信頼されたあかしであろうし、そのことが我々の喜びと仕事のやりがいに通じるものなのです。 われわれ医療人が、つねに ...
2.私の身上書と歯科医師としての身のおき処
私の家系は歯科医師が多く、祖父(昭和20年代半ば迄治療)、伯母(昭和10年代迄治療)、伯母(昭和20年代迄治療)、父(昭和46年迄治療、40才で早世)、そして私(昭和58年開業)と続き昨年開院30周年を迎えることができました。 歯科医師として生きていく ...
1.ブログを始めるにあたって
今までおもにインターネットにおける堤歯科のホームページを通し、患者さんに対して、歯科治療の解説、私共の臨床姿勢を発信してきました。今後より理解を深めていただくために、いわば生の声に近いものとしてこのブログを始めることにしました。 時間が許す限り発信して ...