前々回、1本のクラウンを入れるにあたり、まず、顎(下顎骨)を自然に(顎位に影響を与える情報がない状態で)閉じたとき、そこが最初に衝突すること(早期接触)がないようにするというお話しをしました。
次に我々がしようとすることは、顎がさまざまな動きをした時、入れるクラウンだけが当たらないようにすることです。 全体の噛み合せを変えるわけではなく、それを維持する場合、今ある患者さんの咬合様式(噛み合せパターン)を把握する必要があります。
上顎右側第一大臼歯に、クラウンを入れると仮定します。そこで実際に食物を咀嚼するとき、下顎骨は右側に移動します。その場合、右側を作業側、左側を非作業側と言います。左側で食物を咀嚼するときは、左側を作業側、右側を非作業側と言います。
実際のクラウンの調整に際して、作業側では、当てる場合もあれば、当てない場合もあります。少なくとも入れる歯だけが突出して当たらないように、患者さんの咬合様式に応じて調整します。(犬歯だけは、1本でも当てることがあります。)
非作業側では、決して当たらないように、調整します。これは非常に重要なポイント(要点)です。
クラウンを入れた右側が、非作業側になった時に当たらないようにすることは、昔から重要視されています。そこが干渉すると、顎の動きの支点(関節頭)に近いため強い力になり、歯が多大な損傷をこうむる恐れのある側方力が生まれ、歯周組織に破壊的なダメージ(損傷)を与えると言われています。 (ただし、総義歯における咬合様式では、義歯の安定に貢献するため、推奨されています。)
さらに、前方および、前側方(前方と側方の中間)運動での調整もして、クラウンを装着することになります。(大)
次に我々がしようとすることは、顎がさまざまな動きをした時、入れるクラウンだけが当たらないようにすることです。 全体の噛み合せを変えるわけではなく、それを維持する場合、今ある患者さんの咬合様式(噛み合せパターン)を把握する必要があります。
上顎右側第一大臼歯に、クラウンを入れると仮定します。そこで実際に食物を咀嚼するとき、下顎骨は右側に移動します。その場合、右側を作業側、左側を非作業側と言います。左側で食物を咀嚼するときは、左側を作業側、右側を非作業側と言います。
実際のクラウンの調整に際して、作業側では、当てる場合もあれば、当てない場合もあります。少なくとも入れる歯だけが突出して当たらないように、患者さんの咬合様式に応じて調整します。(犬歯だけは、1本でも当てることがあります。)
非作業側では、決して当たらないように、調整します。これは非常に重要なポイント(要点)です。
クラウンを入れた右側が、非作業側になった時に当たらないようにすることは、昔から重要視されています。そこが干渉すると、顎の動きの支点(関節頭)に近いため強い力になり、歯が多大な損傷をこうむる恐れのある側方力が生まれ、歯周組織に破壊的なダメージ(損傷)を与えると言われています。 (ただし、総義歯における咬合様式では、義歯の安定に貢献するため、推奨されています。)
さらに、前方および、前側方(前方と側方の中間)運動での調整もして、クラウンを装着することになります。(大)
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