臼歯の力学的な役割が、家で言えば柱に相当するという話は、既にさせていただきました。臼歯がその役割をすることができないとしたら……
元々の歯の位置(歯並び)に問題があるとき/ 虫歯を治療せず、穴が大きいまま放置したとき/ 歯周病などで歯に動揺があるとき/ 高度の歯の磨耗があるとき/ 抜歯後、歯を入れずに放置したとき/ 低い(噛んでいない)修復物(詰め物、被せ物)を入れたとき/ 修復物装着で噛み合せにずれが生じたとき/ 親知らずの干渉で顎位(噛み合せ)がずれてきたとき/
おもに以上のような原因が挙げられます。臼歯がその役割ができないような事態に、ならない為には、原因を取り除く治療が必要です。
もしすでに、臼歯がその役割ができなくなってしまったら、最も有効な手立てはインプラント*治療です。なぜなら、インプラントには、健康な臼歯以上にすぐれた、咬合力を支える堅牢性(堅くて丈夫な性質)があるからです。
天然歯の周囲にはある、歯根膜(歯と骨の間の0.2mmの組織)に相当する組織がないので、感覚受容器の問題は残されますが、それを差し引いてもその優れた支持性(垂直的な力を受け止める性質)で、臼歯本来の力学的な役割を担うことができ、咬合再構成(噛み合せを再度組み立てること)を可能にします。(大)
*インプラント(Implant):移植の意。人工の歯を埋め込むこと。また、その歯。
元々の歯の位置(歯並び)に問題があるとき/ 虫歯を治療せず、穴が大きいまま放置したとき/ 歯周病などで歯に動揺があるとき/ 高度の歯の磨耗があるとき/ 抜歯後、歯を入れずに放置したとき/ 低い(噛んでいない)修復物(詰め物、被せ物)を入れたとき/ 修復物装着で噛み合せにずれが生じたとき/ 親知らずの干渉で顎位(噛み合せ)がずれてきたとき/
おもに以上のような原因が挙げられます。臼歯がその役割ができないような事態に、ならない為には、原因を取り除く治療が必要です。
もしすでに、臼歯がその役割ができなくなってしまったら、最も有効な手立てはインプラント*治療です。なぜなら、インプラントには、健康な臼歯以上にすぐれた、咬合力を支える堅牢性(堅くて丈夫な性質)があるからです。
天然歯の周囲にはある、歯根膜(歯と骨の間の0.2mmの組織)に相当する組織がないので、感覚受容器の問題は残されますが、それを差し引いてもその優れた支持性(垂直的な力を受け止める性質)で、臼歯本来の力学的な役割を担うことができ、咬合再構成(噛み合せを再度組み立てること)を可能にします。(大)
*インプラント(Implant):移植の意。人工の歯を埋め込むこと。また、その歯。
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