病気になったらそれを治す。そんなことは、当然!と誰もが思うことでしょう。

 でも果してそれが、歯の健康のために最良の選択肢でしょうか?

 そこから、さらに思考を押し進めた時・・・一歩前に踏み出して、病気にならないように布石を打つ、という言わばゆとりのある医療、それこそが健康維持の為には、理想的なスタンス(姿勢。態度。)ではないでしょうか?

 こういう話があります。半年は4,380時間ですが、仮に半年毎の予防治療で、30分×6回の3時間掛けるとしても、残りの4,377時間は患者さんご自身の手に、歯の健康が委ねられているのです。

 このような理由で、歯科疾患の予防には何よりもまず、ブラッシングが必要です。あとはどうするのか?

 ”餅は餅屋”という言葉があるかと思います。あとは、自分が信頼できる歯科医師に任せてしまうのです。  

 自分ができることだけをしっかりやって、慢性疾患の多い口腔領域の健康は検診で遺漏のないようにする。   

 これがシンプルで、歯のことで余計な悩みを持たずに済む、最善策かと思いますが、いかがですか?(大)