根管治療は歯の中の神経を取ったときや、神経が死んで根の先の周囲の骨がなくなり、膿がたまったときに行われる歯の中の基礎治療です。 また歯周治療は、歯を支える歯槽骨が無くなっていく病気である歯周病(歯槽膿漏)を治す、言わば歯の周りの基礎治療です。
どちらの場合も原因には細菌(微生物。俗にいうバイ菌。)が大きく関与しており、歯の中の場合は死んだ神経や虫歯になった歯の内側の一部(神経に接した象牙質。)を、歯の周りの場合は主に歯垢や歯石を隠れ蓑にしています。
簡単に言えば、根管治療は歯の中の消毒、歯周治療は歯の周りの消毒です。 よく通院している患者さんに、『ほかと比べて時間や回数がかかる!』と言われることがありますが、どちらの治療も原因をすべて取り去ることが肝要で、それが治療の全てだと言っても過言ではありません。
というのは原因を除去すれば、あとは体の治癒力で治るからです。 だからこそ、病気が悪くなるのにかかった期間が長いほど、取り除かなければならない原因が多いため、治療に時間、回数がかかり、またかける必要があるのです。
基礎治療の終了は、根管治療の場合は歯の中がきれいになって、根の先まで神経管の本数分ピッタリ最終的な薬が入ること(X線で確認)、歯周治療の場合はポケット(歯と歯肉の間の溝の深さ)が3mm以内に浅くなることです。
そして肝心なのは、基礎治療の後です。基礎治療によってようやく助かった歯を、生かすも殺すも最終修復物次第です。せっかく原因がなくなり健康になっても、最後の処置で適合性や長期的維持性に問題があると、結局は歯が持たずに、本当の意味で基礎治療が生かされないことになります。
基礎治療後の修復処置は、絵で言えばまさに画竜点睛に相当することなのです。(H.P.掲載文改変)(大)
どちらの場合も原因には細菌(微生物。俗にいうバイ菌。)が大きく関与しており、歯の中の場合は死んだ神経や虫歯になった歯の内側の一部(神経に接した象牙質。)を、歯の周りの場合は主に歯垢や歯石を隠れ蓑にしています。
簡単に言えば、根管治療は歯の中の消毒、歯周治療は歯の周りの消毒です。 よく通院している患者さんに、『ほかと比べて時間や回数がかかる!』と言われることがありますが、どちらの治療も原因をすべて取り去ることが肝要で、それが治療の全てだと言っても過言ではありません。
というのは原因を除去すれば、あとは体の治癒力で治るからです。 だからこそ、病気が悪くなるのにかかった期間が長いほど、取り除かなければならない原因が多いため、治療に時間、回数がかかり、またかける必要があるのです。
基礎治療の終了は、根管治療の場合は歯の中がきれいになって、根の先まで神経管の本数分ピッタリ最終的な薬が入ること(X線で確認)、歯周治療の場合はポケット(歯と歯肉の間の溝の深さ)が3mm以内に浅くなることです。
そして肝心なのは、基礎治療の後です。基礎治療によってようやく助かった歯を、生かすも殺すも最終修復物次第です。せっかく原因がなくなり健康になっても、最後の処置で適合性や長期的維持性に問題があると、結局は歯が持たずに、本当の意味で基礎治療が生かされないことになります。
基礎治療後の修復処置は、絵で言えばまさに画竜点睛に相当することなのです。(H.P.掲載文改変)(大)
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