レーザー治療は、主要の治療の補助として使用します。歯肉切除、小帯切除、膿瘍切開、歯周ポケット内の殺菌、根管内の殺菌、知覚過敏、メラニン色素の除去、口内炎治療、抜歯後の止血等、様々な用途があります。

　歯肉切除、小帯切除の外科処置においてレーザーは切開すると同時に止血効果があるため、非常に有効で縫合の必要もありません。

　歯周ポケット、根管内の殺菌、乾燥効果により消炎、鎮痛をめざします。

　知覚過敏には、象牙質内部の象牙細管に作用し歯髄への刺激を遮断します。同時にフッ素を併用し効果を高めます。

　メラニン色素の除去は、レーザー照射により歯肉表面より0.1～0.3㎜下の基底細胞層に存在するメラニン色素を、効率よく蒸散することが出来ます。

　口内炎の治療には、表面にレーザー照射を行い、口内炎周囲の組織を硬くして、疼痛緩和と消炎をはかります。

　抜歯後の止血においては、ガーゼによる圧迫止血の必要がなく、薬剤服用中の患者さんや小児の患者さんの止血や疼痛緩和、治癒促進の効果が期待できます。

　当院では体にやさしい炭酸ガスレーザーを使用しています。（tutumisikam)