クラウンをいれるにあたり、形成した歯がその維持力を確保できる条件を備えているのであれば、とくに処置を加えることなく、そのまま入れることが可能です。
その条件とは、必要な歯の高さと厚み、そして歯肉からの立ち上がり第一面に、6度のテイパー*が設定できることであり、良好な治療経過を期待できます。
しかし、歯質が失われていて、そのままではクラウンの維持力が得られず、はずれやすいことがあります。 そのような場合には、クラウンをいれる前に、ダウエル コアの装着が必要です。

その際には、何よりも残存歯質の保護を考慮し、クラウン装着による咬合力が、歯の喪失に繋がらないようにするべきです。 すなわち歯の破折をまねくような、ダウエル コアの沈下による楔状の力の発現を防ぐべきで、具体的には、サポーティング サーフェス(supporting surface ①)、カントゥア べベル(contour bevel ②)、ラウンド ティップ(round tip ③)と称する、形態の付与が不可欠であると考えています。
クラウンをいれるに当たっては、そのことだけを考えるのではなく、歯を犠牲にすることがないように、可能なかぎりの注意を払ったうえで、行うべきだと思いますがいかがですか?(大)
*テイパー(taper):先細になること。《物の端が》次第に細くなること。 クラウン装着の際の歯の形成は、軸面(立ち上がり部分)が6度であることが理想とされる。
PS:なお掲載図は、以前筆者が歯科専門雑誌に掲載した図を、再度使用したものである。
その条件とは、必要な歯の高さと厚み、そして歯肉からの立ち上がり第一面に、6度のテイパー*が設定できることであり、良好な治療経過を期待できます。
しかし、歯質が失われていて、そのままではクラウンの維持力が得られず、はずれやすいことがあります。 そのような場合には、クラウンをいれる前に、ダウエル コアの装着が必要です。

その際には、何よりも残存歯質の保護を考慮し、クラウン装着による咬合力が、歯の喪失に繋がらないようにするべきです。 すなわち歯の破折をまねくような、ダウエル コアの沈下による楔状の力の発現を防ぐべきで、具体的には、サポーティング サーフェス(supporting surface ①)、カントゥア べベル(contour bevel ②)、ラウンド ティップ(round tip ③)と称する、形態の付与が不可欠であると考えています。
クラウンをいれるに当たっては、そのことだけを考えるのではなく、歯を犠牲にすることがないように、可能なかぎりの注意を払ったうえで、行うべきだと思いますがいかがですか?(大)
*テイパー(taper):先細になること。《物の端が》次第に細くなること。 クラウン装着の際の歯の形成は、軸面(立ち上がり部分)が6度であることが理想とされる。
PS:なお掲載図は、以前筆者が歯科専門雑誌に掲載した図を、再度使用したものである。
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