今回は、歯根膜についてお話ししようと思います。

歯根膜とは、 歯根と歯槽骨とを繋いでいる靭帯のような歯周組織です。歯は直接骨に埋まっている訳ではなく、歯根膜を介して埋まっているのです。そのおかげで、簡単に抜けることなく存在することができます。それ以外にも噛みごたえを感じたり、咬合力の調整を行ったりしています。車でいえば、ショックアブソーバー的な役割を担っています。さらに歯根膜は非常に繊細なセンサーとして異物の発見などに役立っています。例えば髪の毛一本ですら認識して、脳に信号を送ることができます。
この歯根膜に炎症が起こると、歯根膜炎という状態になり、歯が浮いたような感じ、噛むと痛いなどの自覚症状が出るようになります。 原因は細菌感染や、歯ぎしりなどの強い力によるものが多いです。
話は少し逸れますが、インプラントには歯根膜が存在しません。しかし多数のインプラントと天然歯が存在する口腔内では、噛んだ感じにほぼ差はないそうです。
近年、歯ぎしりによる歯根膜の炎症で、歯が痛むという ケースが多くなってきている様な気がします。ストレスの多い現代社会で、寝ている時の歯ぎしり以外にも、日中の食いしばりや、噛みしめなどが多くの方にみられます。虫歯や歯周病と違って、ご自身では気付きにくいので定期的に検診を受けたり、気になるようであればご相談ください。(tutumisikam)
P S:なおイラストは2014.12.01 に掲載したものを再度使用しました。

歯根膜とは、 歯根と歯槽骨とを繋いでいる靭帯のような歯周組織です。歯は直接骨に埋まっている訳ではなく、歯根膜を介して埋まっているのです。そのおかげで、簡単に抜けることなく存在することができます。それ以外にも噛みごたえを感じたり、咬合力の調整を行ったりしています。車でいえば、ショックアブソーバー的な役割を担っています。さらに歯根膜は非常に繊細なセンサーとして異物の発見などに役立っています。例えば髪の毛一本ですら認識して、脳に信号を送ることができます。
この歯根膜に炎症が起こると、歯根膜炎という状態になり、歯が浮いたような感じ、噛むと痛いなどの自覚症状が出るようになります。 原因は細菌感染や、歯ぎしりなどの強い力によるものが多いです。
話は少し逸れますが、インプラントには歯根膜が存在しません。しかし多数のインプラントと天然歯が存在する口腔内では、噛んだ感じにほぼ差はないそうです。
近年、歯ぎしりによる歯根膜の炎症で、歯が痛むという ケースが多くなってきている様な気がします。ストレスの多い現代社会で、寝ている時の歯ぎしり以外にも、日中の食いしばりや、噛みしめなどが多くの方にみられます。虫歯や歯周病と違って、ご自身では気付きにくいので定期的に検診を受けたり、気になるようであればご相談ください。(tutumisikam)
P S:なおイラストは2014.12.01 に掲載したものを再度使用しました。
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