今回は、1月28日のブログに引き続き予防歯科に関して書かせて頂こうと思います。

   ちょうど前回のブログを書かせて頂いた日に、某テレビ局で 予防歯科の特集がありました。未だに日本では、予防歯科という考え方があまり浸透していませんが、海外の先進国では当たり前のように行っています。

   では何故予防の考え方が浸透しないのでしょうか? 1つは健康保険の制度です。理由は、気軽に受診が可能で、治療費が安価だからです。例えば歯を1本治療するのに高価な費用がかかると解っていれば、大切にしようという思いが強くなりますが、特に痛みもなければ検診すら行かないというのが現状です。

   当院に来院される患者さんの中にも、悪い所だけを治療してメインテナンスなどは受けたことはないという患者さんが結構いらっしゃいます。一通りの治療が済んだらそこがゴールではなく、メインテナンスのスタートとなります。

   髪の毛が伸びたら切る、爪が伸びたら切る、歯に汚れが付いたら取る、という風に日常の生活の一部として取り入れて頂ければと思います。生涯自分の歯で食事をする、今ある自分の歯を極力失わない為にも検診をお勧めします。(tutumisikam)