
本来“待合室”とは、言葉通り、治療を受ける前に待つ部屋であって、長い時間を過ごす場所ではない筈です。新診療室では、ユニット(診療台)に患者さんの受け入れ態勢があれば、予定時間前でも診療が始まる迄ユニットで待っていただくようにしています。
約束診療制を敷いているため、急性症状などやむを得ない理由による来院者以外は、待合室で長い時間を過ごす方は殆んど居なくなるはずだと考えています。
患者さんの貴重な時間を無駄にせず、医療の質をできるだけ高いものに維持するため、お約束制を断固として継続すべきであることは、これまで機会があるたび幾度となく申し上げてきました。
旧診療室では、マガジン ラックを置き、掲示物をさあ読めとばかりにピンナップ(貼り付け。)していましたが、殆んどの方が利用されていないので同様の取り組み方は止めることにしました。
新診療室では、移動式のパーテーションを導入し、院長室、症例検討室、ミーティング ルーム、事務経理室、応接室、パソコン コーナー、研修室などとして使用する“多目的室”を設定しました。
診療室にとって必要な部屋の数々を、技工室をふくめテナントの北側三分の一で確保することができ、限られたスペースの有効利用になったのではないかと自負しています。(大)

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