詳しい説明をすることで、患者さんは自分が受ける治療がどのようなものなのかを確認し、納得したうえで治療を受けることを決め依頼します。このことを”インフォームド コンセント”と称しています。

 インフォームド コンセントは、医療を施す側と受ける側との誤解や行き違い、”こんな筈ではなかった”、”こんな積りではなかった”などのトラブルを防ぐことにつながります。

 昔は、患者さんはただ”おまかせします”と言っていました。現代でもそうおっしゃる患者さんがときどきいらっしゃいますが、説明をよく聞いてご自分の判断で治療を受けるか受けないかを決めていただきたいのです。

 詳しい説明には、状況に応じた診査が必要になります。(大)

 *インフォームド コンセント(informed consent):医学的処置や治療に先立って、それを承諾し選択するのに必要な情報を医師から受ける権利。医療における人権尊重上重要な概念として各国に普及。;《医》十分な説明に基づく同意。手術や実験的治療をうける場合、その詳細を知らされたうえで患者が与える同意。