患者さんにとって、抜歯や歯牙の切削と並んで歯石除去も、必要だとわかっていても嫌な痛みを伴う憂鬱な処置のようです。しかし歯周病治療と予防には不可欠です。
痛みを伴う場合には、主に二つの要因があると思います。ひとつは術者側の問題で、器械だけに頼りすぎた場合です。不必要に強く当てすぎたり、触れてはいけない部分に触れたりすれば、患者さんに苦痛を強いることになります。ふたつめは患者さん側の問題で、ブラッシング(歯磨き)不足によるものです。炎症がある為に歯肉に少しでも触れると痛い場合、根面に歯垢が残っている為に歯をこすると痛みを伴う場合があります。
患者さんにはよく説明し、歯石除去とブラッシングは並行して行われなければ、治療効果が望めないことを理解していただきます。治療を成功させるためには役割分担が必要で、固まった汚れ(歯石)を取るのは歯科衛生士、柔らかい汚れ(歯垢)を取るのは患者さん、であることを。
概して患者さんは治療に関して受け身であり、歯石除去を受けさえすれば予防できるものと思いがちです。しかし歯科治療の中で、歯石除去が最も患者さんの協力なくしては成功し得ない治療である事をご理解ください。(大)
痛みを伴う場合には、主に二つの要因があると思います。ひとつは術者側の問題で、器械だけに頼りすぎた場合です。不必要に強く当てすぎたり、触れてはいけない部分に触れたりすれば、患者さんに苦痛を強いることになります。ふたつめは患者さん側の問題で、ブラッシング(歯磨き)不足によるものです。炎症がある為に歯肉に少しでも触れると痛い場合、根面に歯垢が残っている為に歯をこすると痛みを伴う場合があります。
患者さんにはよく説明し、歯石除去とブラッシングは並行して行われなければ、治療効果が望めないことを理解していただきます。治療を成功させるためには役割分担が必要で、固まった汚れ(歯石)を取るのは歯科衛生士、柔らかい汚れ(歯垢)を取るのは患者さん、であることを。
概して患者さんは治療に関して受け身であり、歯石除去を受けさえすれば予防できるものと思いがちです。しかし歯科治療の中で、歯石除去が最も患者さんの協力なくしては成功し得ない治療である事をご理解ください。(大)
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