今回はフッ化物配合の歯磨剤についてお話ししようと思います。

   フッ化物配合の歯磨剤は、かつては1000ppm以下と決められていましたが、今現在は1500ppm以下と変更されました。これにより歯磨剤のフッ素濃度は世界基準と変わらなくなりました。基本的な使用方法は変わりませんが濃度が高くなった為に、永久歯の形成期間の6歳以下の使用が禁止となっていますのでご注意下さい。

   以下にフッ化物配合歯磨剤の使用方法を示しておきますので、使用方法をしっかりと守っていただき虫歯予防に役立ててください。

   1. 歯ブラシの毛先全体にペーストを多目に出し、ブラッシングを行う。

   2. ブラッシング中は必要以上に吐き出さない。

   3. ブラッシングが終了したら、おちょこ一杯程度の水を含み30秒程、全体に行き渡るようにブクブクと洗口して吐き出し、それ以上ゆすがない。

   4. その後は飲食を最低2時間は控える。 

   以上の事を守ることにより口腔内にフッ素を残留させ、効果を期待します。（tutumisikam）