歯周病の直接的原因は、良く知られている通り歯垢です。それは食渣(食べ物のかす)に細菌が繁殖してベタベタになった物質です。それがさらに細菌の関与によって、歯石が形成されたり毒素が産生されたりして、歯槽骨の吸収へと結びついていきます。
つまり理論的には、ブラッシングが完璧であれば歯周病にはなりません。でも何らかの理由で磨き残しが出ます。だからこそ検診が必要で、ブラッシングの徹底と、歯石になって歯にこびりついた数か月分の汚れを取ることにより、病気の芽を摘むことができます。
これを言うと患者さんが楽観的な見方をして困りますが、実際には遺伝的に、歯周病になりやすい人と、なりにくい人がいます。つまり、病気に対し抵抗力のある体を持つ人と持たない人がいるわけです。
するとだいたい患者さんは、『症状がないから自分は歯周病ではないのではないか、否、そうに決まっている』(??)と、こういう理論展開(?)をされます。
昔も今もこのような葛藤を繰り返して、開業以来30年以上の時間が経過しています。困ったものですが、これからも負けずに私はこう言い続ける覚悟です。
『歯周病のような慢性疾患では、症状がないこと即ち病気ではない、とは言えない』と。
なお、間接的原因としてはさまざまなものがあり、ブラキシズム(歯ぎしり及びそれに類するもの)による負担荷重、歯の位置の問題による清掃困難と負担荷重そして歯根間の骨量の少なさから来る病気に対する抵抗性の低さ、解剖学的要因、唾液に関わる問題等々があげられます。(大)
つまり理論的には、ブラッシングが完璧であれば歯周病にはなりません。でも何らかの理由で磨き残しが出ます。だからこそ検診が必要で、ブラッシングの徹底と、歯石になって歯にこびりついた数か月分の汚れを取ることにより、病気の芽を摘むことができます。
これを言うと患者さんが楽観的な見方をして困りますが、実際には遺伝的に、歯周病になりやすい人と、なりにくい人がいます。つまり、病気に対し抵抗力のある体を持つ人と持たない人がいるわけです。
するとだいたい患者さんは、『症状がないから自分は歯周病ではないのではないか、否、そうに決まっている』(??)と、こういう理論展開(?)をされます。
昔も今もこのような葛藤を繰り返して、開業以来30年以上の時間が経過しています。困ったものですが、これからも負けずに私はこう言い続ける覚悟です。
『歯周病のような慢性疾患では、症状がないこと即ち病気ではない、とは言えない』と。
なお、間接的原因としてはさまざまなものがあり、ブラキシズム(歯ぎしり及びそれに類するもの)による負担荷重、歯の位置の問題による清掃困難と負担荷重そして歯根間の骨量の少なさから来る病気に対する抵抗性の低さ、解剖学的要因、唾液に関わる問題等々があげられます。(大)
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