前回のブログで、クラウンの形態がどうあるべきかを問いました。人工的に歯を作るに当たっては、安易に作るべきではないと考えています。何も考えずに、例えば自然の歯をまねれば良しとしてしまうのは、如何なものかという問題提起をしました。
基礎治療を歯の内側もその周囲組織もきちんとすませ、最終的なものに限りなく近づけた形態及び機能を有する仮の歯(プロビジョナル レストレイション、Provisional restoration)を入れ、医療従事者も患者さんもさまざまなチェック ポイントを確認し合います。
具体的には、
❶患者さんは、想像していたのと実際とにギャップや不快事項がないか。
❷歯科医師は、適合、咬合、形態、機能、プラーク コントロールの是非。
❸歯科衛生士は、プラーク コントロールを難しくしている因子はないか、自浄性があるか等、形態に改善の余地はないか。
こうしてこの時点で、おのおのが不安や不満、気になる点などを払拭しつくし、試行錯誤の末プロビジョナル レストレイションを仕上げていきます。
そうしたら、あとはそのさまざまに確認され凝縮したエッセンスであるプロビジョナル レストレイションを最大限に生かすため、それを忠実に移行(transfer)させて最終修復物を作製するのです。
最終的には、齲蝕の原因となった下顎左側第二大臼歯の頬側の形態は、歯根の水平断面の形が反映されたフルーティング*と称する形になります。(大)





*フルーティング(fluting,fluted):with a pattern of curves cut around the outside(外側周囲が湾曲状に削られた形を表現する英語。日本語にそれを表す適当な言葉はない。)
基礎治療を歯の内側もその周囲組織もきちんとすませ、最終的なものに限りなく近づけた形態及び機能を有する仮の歯(プロビジョナル レストレイション、Provisional restoration)を入れ、医療従事者も患者さんもさまざまなチェック ポイントを確認し合います。
具体的には、
❶患者さんは、想像していたのと実際とにギャップや不快事項がないか。
❷歯科医師は、適合、咬合、形態、機能、プラーク コントロールの是非。
❸歯科衛生士は、プラーク コントロールを難しくしている因子はないか、自浄性があるか等、形態に改善の余地はないか。
こうしてこの時点で、おのおのが不安や不満、気になる点などを払拭しつくし、試行錯誤の末プロビジョナル レストレイションを仕上げていきます。
そうしたら、あとはそのさまざまに確認され凝縮したエッセンスであるプロビジョナル レストレイションを最大限に生かすため、それを忠実に移行(transfer)させて最終修復物を作製するのです。
最終的には、齲蝕の原因となった下顎左側第二大臼歯の頬側の形態は、歯根の水平断面の形が反映されたフルーティング*と称する形になります。(大)





*フルーティング(fluting,fluted):with a pattern of curves cut around the outside(外側周囲が湾曲状に削られた形を表現する英語。日本語にそれを表す適当な言葉はない。)
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