前回の続きとなりますが、フッ素を用いたブラッシングについて説明したいと思います。

   ②フッ素入りの歯磨き粉の正しい使い方としては、前回も説明したように、先ずは機械的にブラシでこすって汚れを落とし、その上でフッ素でコーティングするという感じです。

   具体的には、少し多めに歯磨き粉を使い（大体2センチ程度）、お口の中全体に行き渡るようブラッシングをします。その後、通常のブラッシングでは口をゆすぎますが、フッ素入りの歯磨き粉を使った場合は、ゆすがないか、ゆすぐとしても少量の水（おちょこ1杯程度）1回程度にとどめてください。

   その理由は、フッ化物の口腔内の濃度を高い状態で維持する為です。口腔内のフッ化物濃度が高い程、虫歯予防に効果があるからです。この点について気をつけて使用して頂くと、効果が期待できると思います。（tutumisikam ）