約5年前にお口全体の矯正治療をした後、必要な補綴及び咬合処置をして終了した患者さんが、6回目の定期検診でいらしたときのパノラマⅩ線写真です。(53歳、女性)

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 約8年前の矯正治療以前の写真と比較してみました。

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 矯正前は顎の大きさに比して歯が多すぎるため、林立して歯を支える歯槽骨が不均等であるのに比べ、矯正後は歯が適当な間隔を保って位置し、結果歯槽骨が均等に歯を支えている様子が確認できます。

 これこそ、矯正治療が歯の健康に貢献する大きな要点の一つなのです。

 ここではあえて矯正治療の有意性を細かく説明することは避け、特に歯周組織の病気に対する抵抗性及び健康維持に関わる安定性について言及させていただいた次第です。(大)