
歯周外科の手術後、通常9日後に抜糸しますが、そこから休んでいた手術部位のブラッシングを再開するに当たり、毛の柔らかい歯ブラシを使用する必要があります。
手術の際、歯肉を切開剥離し、歯根面の歯石、不良肉芽を除去し、歯肉弁を戻し縫合しているので、抜糸後は歯肉を逆なでないようにブラッシングを開始します。
はじめは歯肉に対してなでるように刺激を与え血行を良くするような意味合いで軽くおこない、徐々に強くしていきます。
汚れをすっかり取ろうとすると歯肉に無理がかかるので、手術後再評価する3か月迄は、我々が週一回のペースでプロフェッショナル トゥース クリーニング*を行い、歯周病の再発を防ぎます。(大)
*プロフェッショナル トゥース クリーニング(Professional tooth cleaning、以下PTC):ここで言うPTCは、最近巷で行われているPTCあるいはPMTCとは異にするもので、Jan Lindheの言う歯周外科後再評価までの三か月間に行われる、歯科医師、歯科衛生士によるプラーク コントロールを意味する。即ちそれは手術後の歯周組織の治癒を妨げないということであり、結果としてポケットの減少つまり手術の成功につながることになる。
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