カテゴリ:歯周治療

 歯ブラシの選び方はすでにお話ししました。いよいよ磨き方のお話しをするときです。 歯ブラシのところでも少し触れましたが、歯周病治療の場合はとくに、歯垢が歯石になる前に取る必要があるので、ブラシの毛先を1~2mm歯周ポケットの中に入れることがポイント(要点) ...

 昨日のお話に関連して、歯科衛生士のNから最近よく見受けられる出来事を紹介させていただきます。(大) 患者さんへ「実際に使っている歯ブラシを持ってきてください。」とお願いし見せてもらうと、かなりの割合で毛先が極細タイプの歯ブラシを使っているようです。 「 ...

 ひとことで歯周病向けの歯ブラシ選びと言っても、治療のステージ(段階)がどこなのか、実際に手を下す患者さんご自身の手がどのように動いてくれるのか、歯肉の反応がどうなのかによって変わってくるものですが…… 一般的なお話しとして、歯周病にふさわしい歯ブラシ選 ...

 歯周病であることをある程度認識されている、初診でいらした患者さん。診査後、状況を説明してブラッシングのお話しに入ると… 『ブラシは何がいいんですか?』『磨き方を教えてください!』という矢継ぎ早の質問…… こういう場合、申しわけないんですがそれに対するお ...

 歯周病には部位特異性という特徴があります。お口全体を見渡しても歯周病の歯とそうではない歯があり、1本の歯でさえも歯周病の部分とそうではない部分があるという厄介な病気です。 おそらく歯の形が単純な円錐形ではないこと、歯の位置の問題からくるもの、良くない噛 ...

 歯周病の直接的原因が歯垢だというお話しはしました。その原因に付加され、さらに悪化させる要因(間接的原因)に触れておきたいと思います。 ブラキシズム(歯ぎしり及びそれに類するもの)は、さまざまな強さ、時間、パターン(様式)がありながら、今やどなたにでも起 ...

 歯周病の直接的原因は、良く知られている通り歯垢です。それは食渣(食べ物のかす)に細菌が繁殖してベタベタになった物質です。それがさらに細菌の関与によって、歯石が形成されたり毒素が産生されたりして、歯槽骨の吸収へと結びついていきます。 つまり理論的には、ブ ...

 ポケット検査は、それを予定した時にだけ行う診査ではなく、常に必要に応じて行われるべきであると考えています。当院の衛生士にもこの点を口を酸っぱくして言うようにしています。 通常、すべての歯においてひと通り検査しチャート(表)に記録しますが、部分的には必要 ...

 歯周病っていう敵を相手にするのに、敵を知らずに勝負になるか?というわけで、ポケット検査があるというお話しは既にしました。ところがそれには垂直的なものと水平的なものが在ることを患者さんは意外と知りません。 複根歯(根が2本以上ある歯)で、根分岐部(根の枝 ...

 歯石除去が決められた時間の中で行うものではなく、付着状況に応じて時間、回数が必要だというお話をしました。それならその歯石がどこにどのように付いているのかを、可能な限り詳細に確認すべきであることは自明の理かと思います。その為には、ポケット(歯と歯肉の間の ...

 歯肉が腫れ歯が噛めないという訴えで、初診でいらした患者さんに、X線検査後おそらく歯周病だと思いますが…と説明しますと、そんな筈はないのでは、だって定期的に歯石取ってますから、というお答え。 歯周病予防の根幹を成す歯石除去を、来院された患者さんの殆どの方 ...

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