2022.05.17.に掲載した『474.定期健診で来院したある患者さんの一症例』の続報です。 今回の定期健診で患者さんが気にしている二つの点、即ち歯の部分的破折及び歯肉退縮はともにブラキシズム*が原因です。以下に参考となる論文の要約を載せますと、 過剰な咬合力によ ...
カテゴリ:定期検診
474.定期検診で来院したある患者さんの一症例
上の文章は、つい最近定期検診で来院された患者さんが持参したものです。患者さん曰く、『いつもいろいろ聞かれるので、書いてきました。』とのこと。私『・・・さんのお仕事ぶりが察せられますね。』と返しました。 患者さんは、2011.03.11.初診/ 当時45歳、男性/ ...
396.定期検診ー患者さんとの闘いー④ポケット検査を巡って
私『ポケット検査をご存知ですか?』 患者さん『あのチクチクする痛いやつ!?』 私『何のためにするかはご存知ですか?』 患者さん『歯周病ですよね・・・?』 私『何ミリくらいあると言われましたか?』 患者さん『深い所があると聞いたけど、数字までははっき ...
394.定期検診ー患者さんとの闘いー③歯石除去を巡って
検診時に、 『今日は歯石、取らないの?』 『何回で終わるの?』 『時間はどれくらい?』 『以前は機械で1、2回で20分位で済んでるから!』等々 以上のようなことを患者さんに言われることがあります。このような発言の根底には、歯の汚れ(歯垢、 ...
393.定期検診ー患者さんとの闘いー②慢性疾患への理解を巡って
定期検診を続けて受けるからには、誰しも歯の長期的な健康を望むであろうし、具体的には【一本も歯を失うことなく自分の歯を一生使い続けること】が理想=最終目標であることに、異議を唱える人は誰一人として居ないのではないでしょうか!? 一方、敢えて礼を失して諫 ...
392.定期検診ー患者さんとの闘いー①ブラッシングを巡って
堤歯科では、リコール システムと称し、通常6か月に一回定期検診をお勧めしています。 歯にかかわる健康を維持するために、半年に一回のチェックは最小限のケアーだと考えています。 たとえば患者さんが自分でするはずの歯磨き(ブラッシング、tooth-brushing)に関して ...
101.何の為の検診ですか?
熱心に検診にいらっしゃる患者さんが、何の為に来院するかといえば、当然歯にかかわる病気を予防できる、という結果を期待しているからでしょう。検診に来ても予防ができないとしたら、来る人は誰もいません。 その患者さんの期待に報いるためには、まずはその半年間に気 ...
92.リコール システムについて
みなさんは歯を長持ちさせたい。でも・・・/ 痛くなければ歯医者に行きたくない。そんな・・・/ 都合のいいことを考えていませんか??? リコール システムとは、治療を終了した患者さんの歯の長期的な健康維持・管理を目的としたシステムです。日夜行われている研究 ...