根分岐部病変とは歯科疾患の一つであり、複根歯の分岐部に骨吸収を呈した歯周病の状態をあらわしています。治療法として、歯周病の状態を改善するため根を分割し二本に独立させ、クラウンにて連結固定します。修復後歯間部(元は根間部)は清掃可能になり、良好な予後を期 ...
カテゴリ:修復治療
425.審美性
開口時、真っ先に金属歯が眼に入ります。 人工的な装着物が入っているのに、それを感じさせず、未治療の歯と調和して、自然に見えること。それが審美の審美たる所以ではないでしょうか!?(大) ...
126.修復物の設計ークラウン(被せ物)、その意義ー
何のためにクラウンを入れるのかを、考えてみたいと思います。 つまり、なにゆえクラウンでなくてはならなくて、他の修復物ではいけないのかをです。 健康な歯を観察すると、歯肉より上の表層にはエナメル質という、人体のあらゆる組織の中で、もっとも硬い石灰化した ...
125.修復物の設計ークラウン(被せ物)、その必要性ー
どうしてクラウンを入れる必要があるのか、考えてみたいと思います。 一つにはかなり稀ですが、神経(歯髄)が健康で生活しているのにも拘らず、歯冠部歯質を殆ど虫歯に侵された場合で、クラウン処置が必要になります。 二つ目はこれがほとんどですが、虫歯などで神経が ...
124.修復物の設計ーオンレー(詰め物と被せ物の中間的存在)ー
オンレーは、一般的にはさまざまな意味*に使われますが、歯科領域では主として歯の咬合面にはめ込む金属鋳造物をさします。 日常臨床において虫歯治療の際、好発部位である歯冠部の裂溝や隣接面の、歯質が失われる場面に遭遇することは、決して稀なことではありません。 ...
123.修復物の設計ーインレー(詰め物)ー
インレー(inlay)は、直訳では”中に横たえる”になりますが、元々の意味は別にあり*、歯科では主に合金の詰め物をさします。 日本における歯科臨床では、あまりにもインレーが多用されている気がします。穴埋め的に安易に、歯の部分的な欠損が修復されている例を、あま ...
117.修復治療ー複合レジン(Composite resin)充填ー
複合レジン充填は、おもに前歯の小範囲のカリエス(虫歯。齲蝕。)に対して行われる修復治療です。残存する健康な歯質の量を、ある程度確保でき、咬合に大きく関与しなければ、歯を削る量も最小限度で済み、そこそこの審美性が得られる治療法です。 ただし、レジンは所詮 ...
105.修復物ーその理想的な形態についてー
人工的である修復物が所詮天然歯にはかなわない、というお話しは既にしました。 たしかに適合性に関して言えば、それを全く考えなくていい天然歯と、考えなければならない修復物では、比較以前の問題で太刀打ちのしようがありません。 かなわぬまでも引き続き、適合性を ...
104.修復物(詰め物、被せ物)ーその適合性についてー
天然歯にかなうものはない! これを否定するつもりはありません。 ヒトに限らず生物が必要なものを進化させ、不要なものを退化させつつ幾星霜・・・、天然の造詣物である歯には敬意を表し、われわれ歯科医療に携わるものは、謙虚に対処すべきであると思います。 ある先 ...