カテゴリ:義歯

 今回は、義歯(入れ歯)のクラスプ(金具部分)における問題点を説明していきます。  取外し式の義歯は、使用中に外れない様にクラスプという金具が付いています。主にご自身の残存歯に引っ掛けて使います。義歯に咬む力がかかった場合、それに抵抗する様に働きます。しか ...

   今回は、義歯を作るためのポイントをまとめていきたいと思います。1.粘膜面と義歯の適合 義歯が乗っかる粘膜面が傷ついていたり、骨が凸凹していると、義歯の安定は望めません。ですから、義歯を作製する前に整地しておく必要があります。2.噛み合わせ 義歯の内面が合 ...

   前回に引き続き、良い義歯を作るためのポイントを解説していきたいと思います。前回は義歯内面の粘膜面について説明しましたが、今回は咬合(噛み合わせ)についてお話ししようと思います。   義歯をお使いの患者さんは、前歯の方で噛む癖がついている事が多いです。 ...

   今回から、良い義歯を作るためには何が必要なのか?というテーマでお話ししていきたいと思います。   いくつかの重要な要素がありますのでテーマごとに説明していきます。まず義歯というものは歯肉の上に乗っかっている物なので、その粘膜面及び骨の状態が重要な要素 ...

   前回のブログで義歯の安定剤について触れましたが、本来ならば安定剤に頼らない義歯を使って頂くのが最善だと考えています。   では、義歯の安定にはどんな条件が必要なのでしょうか?    まずは義歯と粘膜面の適合です。義歯と粘膜面との適合が良くなければ義歯は ...

   今回は義歯(入れ歯)安定剤についてお話ししようと思います。   テレビのCMや薬局の店頭で目にする義歯安定剤がありますが、もし使われるようであれば一時的に使うようにしていただきたいと思います。それは長く使っていると、菌の温床になり粘膜を痛めてしまうから ...

   今回は義歯(入れ歯)をお使いの患者さんに知っておいて頂きたい事があるので説明しようと思います。   義歯は、時間が経つにつれご自身の粘膜面との適合が悪くなってきます。これは粘膜面というのは、廃用萎縮といって歯からの刺激がないので日々痩せていってしまい ...

 多数歯欠損における義歯の問題点として、前回主に残存歯の基礎治療に関して説明しました。今回は義歯装着に際しての、残存歯への配慮につき言及したいと思います。 基礎治療が済んだと仮定した上で・・・義歯の設計にあたり、できるだけ残存歯に負担を強いることがないよ ...

 欠損補綴にあたり、部分入れ歯で対処した場合に、さらに欠損が増え、義歯がどんどん大きくなっていき、最終的に総義歯になってしまうことがあります。   欠損に対する補綴設計を、単に穴埋め的にしか考えなかったときに起きてしまう状況で、 部分入れ歯の維持装置である ...

 欠損補綴にあたり、残っている歯(残存歯)に極力負担をかけないように、考慮すべきであるという話は既にしました。 1本の歯がない状況で、前後に歯があり間に歯がない場合を中間欠損といい、一番後ろの歯がない場合を遊離端欠損といっています。捉え方に違いがあるため ...

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