『今日は何時間かかってもいいんで、歯石を取っちゃって下さい!?』 『毎日でも続けて通うので、はやく(早く&速く)終わらせて下さい!?』 というように、患者さんはおっしゃいます。痛み腫れ等の不快症状があれば別なのでしょうが、一般的に患者さんは、歯の治 ...
カテゴリ:だいちゃん
370.欠損補綴ⅩⅣー補綴物の設計、クラスプとマウス プレパレイションー
一般的に部分義歯には構成要素の一つに、クラスプ(鉤)と呼ばれる金属製の針金のような部分があります。義歯装着の際に、そのクラスプが一部の残存歯(鉤歯)に嵌り込むことによって、義歯が安定するという訳です。 三つの主要な働きがあり、それには、①維持(retention ...
368.果して歯石を1〜2回の治療で取ることは出来るのか?⑷
歯石除去に限らず全ての仕事において、それをきちんと履行しようとするならば、何よりもステップごとの【確認作業】が肝要だと思っています。 【歯から歯石を取り除く!】という行為を成就せしめるためには、【歯石】を・・・❶前もって確認し、検討し、準備する。 ...
366.果して歯石を1〜2回の治療で取ることは出来るのか?⑶
歯石除去を受けるに当たり、ブラッシングが行き届いていることが前提条件であるという点についての説明は、前回のブログで済ませました。 さて、いざ歯石を取る段になると・・・患者さんは・・・『今日で終わりですか?』『一体あと何回かかるんですか?』『今まで ...
363.果して歯石を1〜2回の治療で取ることは出来るのか?⑵
歯周病予防に結びつく、【歯石除去】を1〜2回で済ませてほしいという、患者さんの希望に添えない理由にはいくつかありますが、その中の1つに【ブラッシング】の問題があります。 ブラッシングが不十分なままでは歯石除去はできません。否、できないことはありませ ...
361.果して歯石を1〜2回の治療で取ることは出来るのか?⑴
『歯石を取ってください。一回で!?』 『今までそうして貰って来ましたから。』 『気になる固まってしまった汚れさえ取れればいいんです。』 『今のところ他に気になる症状は特にありませんから。』 以上は過去に実際にあった患者さんのコメント例で、【歯石除去】に ...
359.噛み合せが低いとどんなことが起きてしまうの?
20年くらい前でしょうか?・・・ハイブリッド セラミクスなる修復材料が流行したことがあります。92%のセラミックの粉末を主成分とし、残りは合成樹脂で構成されていて、そこそこの色調整が可能な、新しい審美材料という触れ込みで持て囃されたものでした。 人気の理由は ...
357.包括治療 (歯周、咬合、矯正、修復治療)Ⅰ
『半年前から右上奥歯が浮いた感じがする。』という主訴で来院された患者さん。口腔内所見の特筆すべき点として、噛み合せが Scissors bite(鋏状咬合)であることが挙げられます。 エックス線検査をすると歯周病があり、長年にわたり部分的な治療に終始していて、虫歯の ...
351.矯正って何がいいんだろう?ー歯科矯正の臨床的意義ー
患者さんはほとんどの場合、見た目の問題を主訴として矯正治療を希望することが多く、それはそれで当然と言えば当然のことなのですが・・・ 具体的には、①上顎前突(いわゆる出っ歯。)/ ②下顎前突(受け口。)/ ③両顎前突(上下両方が前に出ている様子。)/ ...
348.歯性病巣感染
【歯性病巣感染】という言葉があります。歯の疾患に関わる病原菌が血行性に体を巡り、歯から離れた体の部分に疾患をもたらすというわけです。 以上の切り抜きは、過去に新聞や雑誌等に掲載された歯科関係記事を私がスクラップ ブックに収集したものの一部です。 歯科なの ...
345.当歯科のインプラント治療における拘り
当院でインプラント治療をする際には、他の治療の合間に行うようなことは避けています。私共ではこれを当然の治療姿勢と考えています。 その理由として、インプラント治療を成功させるためには、❶感染を防ぐ。/ ❷ドリリング時の火傷を防ぐ。/ ❸術者および介補 ...
342.予防治療が真に意味するところ!Ⅶー下顎骨は撓(たわ)む?!ー
口腔内の噛み合わせの状態を注意深く観察してみると、不思議な現象に遭遇することがあります。 それがどのような事かというと、顎(下顎骨)をさまざまな方向に動かしても、噛み合わないはずの領域(歯の表面)に咬耗(噛み合わせによる歯の磨耗)が確認されることです ...
338.予防治療が真に意味するところ!Ⅵー噛み合わせ調整ー
検診時における、重要なチェック ポイントの1つに【噛み合わせ】があります。 例えば、❶詰め物が取れたままになっているような場合/ ❷歯がぐらついてきたような場合/ ❸臼歯の欠損を治療せずに放置したような場合/ ❹歯の磨耗が顕著な場合/ ❺食 ...
336.予防治療が真に意味するところ!Ⅴー親不知の経過観察ー
まず以下に、ある患者さんのX線とデータを呈示します。 主訴の治療が終わり、歯石を暫く取っていないというので、通常の検査後、ブラッシングの不十分さを修正していただいたうえで、歯石除去を全体にわたって行い、再評価したところ、右下第二大臼歯のポケットの深さが ...
334.予防治療が真に意味するところ!Ⅳー症状の有無で治療の必要性の是非を判断できるか?ー
果たして症状の有無で、治療が必要であるか否かの判断することができるのでしょうか? その答えとしては、症状を拠りどころにしていたなら、歯の健康はどんどん損なわれるという、厳然たる事実をお知らせしないわけにはいきません。なぜなら、歯に関わる疾患は症状がない ...
332.予防治療が真に意味するところ!Ⅲーシャイニング エァリア、スポットー
歯の噛む面の一部が顕著に磨耗している場合、そこにエアーシリンジで風を当てて乾燥し、且つライトの光を当てると強く光ります。それはまるでダイァモンドのカット面のように!という形容がピッタリ当て嵌まるようです。かりにそこが歯のエナメル質であっても、金属やま ...
330.予防治療が真に意味するところ!Ⅱーフレミタスー
フレミタス(fremitus)とは、震盪、振動のことで、震え動くこと、揺れ動くことを意味します。 歯は健康であれば動かないものと思われがちですが、実際には生理的な動揺があります。その理由は、解剖学的に歯とそれを支える歯槽骨の間に200ミクロン(0.2mm)の間隙があ ...
328.予防治療が真に意味するところ!Ⅰ
この2枚のX線写真は、ある患者さんが30年前に初診で来院された時と、最近検診で来院された時のものです。その間欠かすことなく、半年毎のチェックを受け続け、X線写真は36枚を数えました。 検診時に一体何をして来たかと言えば、概ね❶問診による問題がないかの ...
323.スタッフを募集します!Ⅱー歯科衛生士の仕事内容ー
前回のブログで申しましたように、スタッフの欠員に伴う募集に際し、堤歯科が求める歯科衛生士の仕事内容に関して触れてみたいと思います。それは、学校で学んだ知識と国家試験資格を生かし、❶ 歯周病治療の根幹である刷掃指導と歯石除去を正しくきちんと行う。❷ ...
322.スタッフを募集します!Ⅰー寿退社による欠員補充ー
6年勤務したT.がめでたく生涯の伴侶を得たため、欠員補充でスタッフを募集することになりました。 堤歯科は、次に掲げる3つの方針を開業以来守ってきました。❶ アポイント制を守る。(原則1人30分を一単位とし、アポを重ねない。)❷ 残業しない。(週拘束 ...
320.抜歯を躊躇される方へのアドバイス
痛みや腫れなどがあって来院された患者さんに対し、通法にしたがい診査、診断をした結果、やむなく抜歯という判断になる場合があります。 誤解のないように説明しますが、今は歯をそう簡単には抜かない時代ですし、複根であれば根を一部残す等保存する治療法があります。 ...
319.顎関節症と歯ぎしり、嚙み合せの相関関係Ⅰープロローグー
【顎関節症】というと、『自分には関係ない!』と思われる方がほとんどのようです。 しかし症状が顕著ではなく、ときどき現れる軽微な場合や潜伏してほぼ症状がない場合を含めれば、ある意味では殆どすべての方が顎関節症、あるいはその予備軍といっても過言ではない ...
317.歯科界を憂う・・・を世に問わんや!ー言うべきを言うがクレーマー?ー
最近、【クレーマー】という言葉が一人歩きしているような気がします。 歯科治療を成功させ、患者さんの歯の健康に結びつくように、歯科医療に携わるすべての人間が努めて同じ目的に向かうべきであることは自明の理でありましょう。 患者さんを囲み、歯科医療 ...
316.【スマイル良い歯】の本当の意味
ブログ名を【スマイル良い歯】とすることにした、真の意味について触れてみたいと思います。 我々スタッフが仕事をするに当たって、笑顔で患者さんに接するなど・・・それも確かに重要ではあります。しかし歯と言えども医療である以上、それなりの厳粛さを要求されるもの ...
313.PT-INR値
今般、 高齢者の増加にともない、以下のような患者さんに遭遇することが多々あります。 それは循環器疾患を避けるため 、一般的によく言われている『血液をサラサラにする薬 』、すなわち抗凝固剤を常時服用されている患者さんです。 そのような方たちに外科処置を施 ...
309.あんちょこ
写真のノートは、当院に勤務する歯科衛生士が、仕事に役立つように自分で作った、自分専用の言ってみれば【あんちょこ】です。実は診療の合間に眼に入ったので、勝手に撮りました。あとで持ち主には断わりましたが・・・ 広辞苑によれば、【あんちょこ】は『アンチ ...
305.手の施しようが無い?・・・患者さん!?
先日、永年通院されている患者Yさんの紹介で、ある患者Kさんがいらっしゃいました。 Yさんは、お口全体をひとつの単位として(包括的視野で)みた場合に、問題となっている箇所の一通りの治療が済み、口腔内の健康状態が得られたので、その長期的維持のため約20年間 ...
304.歯周病に効く?・・・薬ってあるの?
患者さんにブラッシング指導をしようとすると・・・ 『歯ブラシは何がいいんですか?』 『練り歯磨きは何がいいんですか ?』 歯周病の成り立ちを説明すると・・・ 『歯周病には何が効くんですか?』 『何かいい薬は?』等々 しかし残念ながら ...
301.歯科界を憂う・・・を世に問わんや!ースタッフ&チームー
この一年、歯科治療という仕事を通して、さまざまな人々そしてさまざまな出来事に出会いました。各種機械メーカー、材料、薬品、内装等各種業者、外注歯科技工所、あるいは歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士等々・・・ 以前『116.患者さんを支えるスタッフの連携』 ...
300.歯科界を憂う・・・を世に問わんや!
主として、患者さん向けに治療説明や診療姿勢を発信していこうと、オフィス ブログをスタートしたのが、2014.05.19.でした。それも今回で300を数えることになりました。 始めるに当っての切掛は、開業して30有余年臨床を続けてきて、患者さんへの説明がなんら変化な ...
297.GBRって何だろう?
GBRとは、Guided Bone Regenerationの略で、骨誘導再生術を意味します。 どんな場合でも、好きなように骨が作れるわけではありませんが 、条件が揃えば無いところに骨を作ることができます。 たとえば抜歯後、しかるべき処置をして条件が揃えば骨が出来ます。 ...
293.マイクロ スコープ所感ー死角に隠された落し穴ー
精密機械の設備を整えそれを使いさえすれば、精密治療が達成されるわけではないことは自明の理です。 まず第一に医療従事者側の問題としてあるのが、機械器具のたぐいは、全ては使う人の使い方次第であり、使って活かしてこそ意味があるということ。 さらに問題 ...
292.当世マイクロ スコープ事情
『そちらでは、歯の診療にマイクロ スコープを使っていますか?』 最近、こういう問い合わせが時々あるようです。それに対し、 『必要に応じて、使っています。』とお答えしています。 使う意味があれば使いますが、何でもかんでも使うわけではありません。と ...
285.枘鑿相容れず
【枘鑿(ぜいさく)相容れず】という慣用句があります。 枘鑿とは、広辞苑によれば、四角いほぞと円いあなのこと。転じて、物事が互いにくいちがって合わない様子を意味します。 毎日臨床を重ねていると、いろいろな場面でこの慣用句で表したくなるような出来事に遭 ...
284.喜んでもらうことーその価値と次につながる可能性ー
おいしく食べてほしいと作る料理には、調理する人の食べる人に喜んでもらおうという心が込められていると思います。 それに対し、『おいしかった!』、『ごちそうさま!』、という言葉が作った人の気持ちにどれだけ報い、また作ろう、また喜んでもらおうという気にさせる ...
283.時には患者さんの希望を聞かない事も有り得るーある信念ー
当然のことながら、診療に際し患者さんはさまざまな希望を訴えます。 歯と言っても身体の一部ですし、ある意味では歯だからこそ、神経質になってしまう部分があるんだろうと思います。 しかしながら、希望は希望としてお話しは伺いますが、その通りにできるかど ...
282.土曜日の診療/水曜日の休診
現代の世の中の風潮では、『土曜日は休み』という意識でほぼ定着しているようですが・・・ 私共の診療室では、土曜日のお約束希望の患者さんがたいへん多くなっています。そしてキャンセル率が非常に低いように感じています。 おそらく平日は仕事をされ、休みの土曜日 ...
281.審美治療ー私が考える審美とは?ー
『審美』とは、あくまでも自然に見え、誰がみても(人工的な)歯を入れていることさえ気付かない世界を表現する言葉として、存在価値があるのではないでしょうか? つまり、周りの方が治療などしていない自然の健康な歯だと錯覚するほど、周囲の歯や組織に溶け込ん ...
280.『予防は治療にまさる。』
この表題は、Thomas L. Peacock*が言った言葉の和訳で、原文では〝Prevention is better than cure.〝となっています。 そもそも、 予防の考え方は、病気になってから治療するのではなく、病気にならないようにするという立場から生まれたことです。 しかしそれ ...
279.修復物装着時における咬合調整の是非
たとえば、1本のクラウンを入れるとき、やみくもにそのクラウンだけを調整し装着することは、けっして賢明な方法とは言えません。 なぜこのようなことを言うかといえば、過去にそういう治療を受けたとしか思えない、臨床例に遭遇することが一度や二度ではないからです。 ...
278.ゆるやかな 時の流れに 身をまかせ…
今回のブログで、移転再開業に関しては一区切りつけたいと思っています。 移転後三か月が経過しようとしています。かりに私の眼に映る日々の診療室の情景を描写したとすれば・・・ 『ゆるやかに時が刻まれているなか、淀みなく診療風景が移ろい流れてゆく様子!』とでも ...
277.ゆとり
今回の移転再開業のオフィス作りにおいて、ユニット(歯科診療台)の使い方が旧診療室と比べどのように変わったかというと・・・ 旧診療室では、5台のユニットが同等という考え方で、どのような治療内容であってもその全てで行っていました。それに比べ新診療室では、 ...
276.待合室と多目的室
本来“待合室”とは、言葉通り、治療を受ける前に待つ部屋であって、長い時間を過ごす場所ではない筈です。新診療室では、ユニット(診療台)に患者さんの受け入れ態勢があれば、予定時間前でも診療が始まる迄ユニットで待っていただくようにしています。 約 ...
275.省力化
悪い意味ではなく、医療業務の省力化を図ることで、無駄な時間を費やすことを避け、より中身の濃い治療内容にすることを考えました。 ただしその前提として、常に前準備やいわゆる予習が不可欠であり、それなくしては省力化どころではありません。前もって集めた資 ...
274.分別化
診療室を作り直すからには、改悪にならないようにと頭を悩ませている時、旧診療室でのさまざまな光景が目に浮かびます。 例えば、スタッフがある患者さんに応対している間、宅配業者の人たちが玄関先で扉を塞いで待っている様子・・・或いはある人は初診の手続き、 ...
273.ゴッド ファーザー
実は芝浦には、Mさんという私の父がわりのような方がいます。年齢的には兄に当たるほどの差でしかありませんが、患者さんでもあり、長年芝浦で仕事をされています。 父を早くに亡くし相談する識者が居ない私にとって(私が一方的に思っていることですが)、まさに父親 ...
272.診療環境ー…が患者さんの持つ印象に与える影響ー
今回の移転再開業に当たり、新たなテナント*を探す際には、天井が高く窓が多くあるような物件を求めました。 内装をお願いした業者さんには、可能な限り既存の内枠を活かし、部屋としてどうしても閉じなければいけないエックス線室、技工室以外はセミ オープンを基 ...
269.動線
旧診療室では、人や物の動きを鳥瞰したとき、2人3人と滞ってしまい必要以上に待たざるを得なかったり、所謂〝アイコンタクト〝が効かなかったり、声による情報が伝わりにくかったりと、スムーズな仕事の流れが阻害され、効率的にさまざまな問題を孕んでいました。 ...
267.スタッフ
前回のブログで紹介したU建設のIさんには、粒揃いの個性あふれるスタッフが控えています。なかでもU建設のKさんと、T電機のTさんにはお世話になりました。 Kさんは好々爺然とした方で、私の強烈?なストレートをかわしてくださり、常駐してさまざまな面倒をさ ...
266.パートナー
移転再開業は、U建設のIさんという強力なパートナーを得てはじめて成しえたことでした。 本来私が評することは憚られるべきことですが、彼が優れている点は、良い事はよいと例え他人のことでも認める、自分の非を認めるべき時には素直にみとめる、常により良い物 ...




























